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第15回 社長の言葉、毎回ブレているような気がしません?

ブレていなくても、現場からはブレているように見える現実

  • 武田 斉紀

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2010年10月18日(月)

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ブレるトップは嫌われる

 菅直人首相のリーダーシップが問われている。

 景気回復の遅れと事業仕分けによる財源確保の見込み違いの中で、マニフェスト(政権公約)をどこまで守るつもりか、それとも修正するつもりか。消費税と法人税の見直しは、結局いつどのようにやるのか。小沢一郎氏への党としての姿勢はどうするのか。沖縄県・尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件では、船長の拘留を延長しながら直後に那覇地方検察庁との不透明なやり取りで釈放、ビデオの公開も含め中国に対して中途半端な対応を繰り返した。

 明確な考え方も方針も見えない、右に行ったり左に行ったりとブレているように感じているのは、野党だけではない。がしかしそれは菅さんに始まったことではないだろう。鳩山由紀夫前首相もそうだった。さらに元首相の麻生太郎、福田康夫、安倍晋三の3氏……。彼らに強いリーダーシップを感じた国民は少ないのではないか。

 リーダーシップと言えば、やはり最近の首相では小泉純一郎氏くらいしか思いつかない。打ち出した方針には、個人的には賛成のものもあれば、反対のものもあるが、小泉さんは在任5年5カ月の間、自分が何を目指しているのかをはっきりと語り、ほとんどブレることはなかった。

 国民は分かりやすいトップの方針に対して、イエスかノーかを表明すれば良かった。問題によっては、もう少し国民の声を聞いても良かったのではと感じることもあったが、内閣支持率は比較的高い数字を維持した。歴代3位という首相在任期間を併せて見ても、国民から一定以上の支持を得ていたと言えるだろう。

 地元にいないため実感を持ってお話しできないが、いまだ80%を超える支持率を誇る大阪府の橋下徹知事の人気には驚かされる。歯に衣着せぬ言動が目立つが、イエスかノーか、その理由もはっきりしている。反省して撤回したり方針変更することはあっても、基本的な部分でブレない。調査によると支持する理由のトップは「リーダーシップがあるから」だった。人気が先行しすぎると個々の政策への評価が後回しにならないかと心配もするが、それだけ人々がリーダーシップに飢えているのだと感じる。

 国民は時代を超えて、トップに対してリーダーシップを求めている。

 同じことは、職場という私たちの生活に近い場所では、もっと当てはまるのではないか。トップの考え方や方針が明快でなく、しょっちゅうブレてリーダーシップが発揮できないと、会社は迷走していく。そればかりか、自分の日々の仕事にも少なからず影響する。トップがブレると、組織的に遠い、現場に近いところほど振れ幅は大きくなる。まるでテニスコートを右に左に走りまわされているような感じだ。

 なぜ、トップはリーダーシップを発揮できないのか。私がこれまで多くの企業トップにインタビューをしてきて感じる原因には、いくつかのパターンがある。

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