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この連載を読めばしゃべれるようになる

みなさんは、すでに相当の英語力を身に付けている

2010年10月22日(金)

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 「連載を読んだだけでしゃべれるようになるなんて、本当なの?」と思うかもしれません。ご心配には及びません。その理由は今までの英語学習法と決定的に違うからです。学ぶというより、今、自分の中にある英語力を掘り起こす、と言った方が近いのです。

これまでの学習法と決定的に違う

 この連載は、読者のみなさんが英語をしゃべれるようになるようを一気に導くものです。「連載を読み終えた瞬間からぺらぺらしゃべれるようになるのか?」と聞かれたら、それは違います。ある程度の努力をしていただかないといけません。でも、その努力がこれまでの英語学習法と違って「最低限」で「楽」なのです。話す力を身につけるのにそれほど時間はかかりません。

 「そんなことは信じられないよ。」と思う方がいらっしゃるでしょう。「これまで多くの英語学習方法が、長い年月の間、紹介されてきた。自分はそれを試してきた。でもうまくなれなかった。おまえの新しい方法だって、『誇大広告』にすぎないんじゃないか」と思うかもしれません。英語学習には長い歴史があるから、今さら画期的な方法があるはずがない、という疑問がわくのは当然です。

 そうした「疑い深い」人の方が物事の上達が速いでしょう。何事も自分で考えて判断する、納得してから先に進む、という態度は、英語だけでなく、あらゆることにおいて、秀でるのに大事ではないでしょうか。

ぼくは英語を好きになったことがない

 これまでに紹介されてきた方法とこれからぼくがお話しする方法には決定的な違いが一つあります。それは「ぼくが今まで英語を好きになったことがない」ということです。

 人に物を教える教師という職業には、もともとその科目が得意な人が就きます。学生時代のぼくの得意は数学でした。もし教師になるなら数学しかあり得なかったでしょう。ぼくは学年でトップクラスの成績で、難問をガンガン解きました。皆がぼくの元に解き方を教えてほしいとやって来ました。

 当時ぼくが思っていたことは、「どうしてこんな簡単な問題が分からないんだろう。なぜ数学が嫌いなんだろう」ということでした。数学ができる人間には、数学が分からない人の苦しさは全く理解できないのです。今思えば、ぼくが教師になっても、数学嫌いを好きにすることができなかったでしょう。

 英語上達法を説いてきた人たちは、ほとんどすべての人が「英語命」というくらいに好きだったのでしょう。この方々の英語力は非常に高いでしょうが、「英語ができないつらさ」は分からないのです。

 ぼくの苦手科目は英語。英語ができないつらさ、劣等感は人一倍分かっているつもりです。ぼくには数学の才能はあったかもしれませんが、語学の才能はまるでなかったのです。

海外で、ファンドマネージャとして働くことを目指す

 ぼくの本職は株式投資。ファンドマネージャという仕事を長年やって来ました。米国系、欧州系の金融機関で長く働き、中近東でも働きました。仕事は、日英のどちらの言葉でも同じようにできるようになりました。投資に関する英語の本を何冊か邦訳しましたこともあります。日本人のビジネスマンとしては英語のうまい部類に入っていると自負しています。

 しかし、ここに至るまでの道のりは平たんではありませんでした。

 高校生のときに株式投資に出会い、「この世にこんなに楽しいことがあるのか」と思いました。株式投資を生涯の仕事にしようと思い、勉強を続け、投資の本場ウオール街に行って研鑽を積もうと思いました。ウオール街に知り合いがいるわけでもないので、まずはそこに最も近い場所にある学校(ビジネス・スクール)に入学しようと思ったのです。ビジネス・スクールは主に投資を教えるところで、ウオール街に近ければ、実績のある実務者が学校に来て相場を教えているに違いないと思いました。

 ぼくの目標は定まりました。しかし、ここで大きな難関がありました。海外留学に不可欠の力――英語力がまるで足りなかったのです。相場について上達する前に、まず英語から始めなくてはなりません。遠い道のりでした。

 24歳のときに目標を決め、この瞬間から英語の勉強に力を入れました。けれども、嫌いなことを続けることは、ぼくにとってとても苦痛でした。株をやっているときはあんなに楽しく、いくらやっても飽きないのに。これと比較して、英語を勉強するときは、いたくみじめな気持ちになりました。

 ぼくは
(1) どうしてこんなにも英語が嫌いなんだろう。
(2) がんばっているのに、どうして英語ができるようにならないんだろう。
(3) そうした中でも「英語の力が伸びた」と感じる瞬間があった。あれは、どういう時だったのだろう。
 を考えました。

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「この連載を読めばしゃべれるようになる」の著者

林 則行

林 則行(はやし・のりゆき)

投資家

投資家。全く英語が話せないのに資産運用のノウハウ修得のため渡米、コロンビア大学MBAにぎりぎり合格。仕事力と日本人の強みを生かすことで、社内最低の英語力ながら海外運用機関で株式運用部長。現在独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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