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坂崎紫蘭に学ぶ身だしなみの効用

蝶ネクタイにベスト付きスーツで弥太郎の心をつかむ

  • 西出 博子

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2010年10月25日(月)

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 二十四節気の霜降を迎えました。これは、秋の最後の節で、露が冷えて、霜が降り始める季節を意味します。冬が近づいてきました。

 今年は暑い日が続きましたが、ようやく最近、秋冬用の服装を整える方が目立つようになりました。

 本連載3回目において、マナーコミュニケーション基本の7原則を記しています。その一つは身だしなみ。『龍馬伝』において、この身だしなみの師はなんといっても武市半平太でした。

 『龍馬伝』第1回で早速、彼は龍馬に言います。
 「袴に折り目がない。侍としてだらしない。これではいかん」と。
 さらに、第14回目では
 「髪はどうした? 衣服もだらしない」と。
 武市は、龍馬の身だしなみを見て、彼の内面を見ていたのでしょう。事実、そのころの龍馬は、まだ自分の使命や進むべき道が定まっておらず、悶々とした日々を送っていました。

社員の身だしなみをチェックしていた阪急の小林一三

 身だしなみで有名なエピソードは、阪急電鉄の創始者である小林一三さんの「身支度仕事半分」という言葉です。小林さんは毎朝、出勤してくる社員の身だしなみをチェックしていたそうです。そして、頭髪から靴まで、完璧な身だしなみで出勤してくる社員のことを「今日の仕事は半分終えているも同然」と評価をなさったそうです。

 身だしなみも表情と同様に、その人の内面が外面に表れたものです。身だしなみから、“やる気”や仕事に対する“姿勢”を感じることができます。したがって、身だしなみを整えることで、仕事や相手に対する敬意を表わすことができます。自分自身の気持ちを引き締める効果もあります。

 例えば、上着やジャケットのボタンを開けっ放しているときと、一番下のボタンは外し、残りのボタンを留めているとき。どちらのほうが、気が引き締まりますか? しわのついているシャツを着ているときと、きちんとプレスされているシャツを着ているときとではいかがでしょうか。

 『龍馬伝』でスーツ姿を披露しているのが、第1回から登場する土陽新聞の記者、坂崎紫蘭です。 彼は蝶ネクタイにベスト付きスーツを着ています。それは、よれよれのスーツではありません。坂崎は、しっかりとした身だしなみで相手に敬意を払う姿を表現しています。その結果、岩崎弥太郎から龍馬の話を聞くことに成功します。 身だしなみを整えることは、第一印象の良さへとつながります。第一印象が良ければ、その関係は次のステップに進むことができます。この場合、弥太郎は取材を受けてもよいという気持ちになったのです。

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