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ソーシャルメディアは企業のマーケティングの敵か味方か?

2010年10月27日(水)

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 「ソーシャルメディア」というフレーズが、最近日本でもネット業界や広告業界を中心に、よく使われるようになってきていました。ここ数カ月、雑誌等でも取り上げられることが増えているため、最近生まれた言葉と思われる方も多いかもしれません。

 ただ、実は2007年3月に「爆発するソーシャルメディア(湯川鶴章著)」という書籍が出版されていたほどで、CGM(消費者生成メディア)と同様、2006年頃に注目されたWeb2.0をキーワードとした新しいウェブのムーブメントの中で生まれてきたツール群を総称するキーワードでした。

 そんな古くて新しい「ソーシャルメディア」というキーワードが注目されている背景の1つには、間違いなくここ1年近くのツイッターブームが影響しています。大企業でも中小企業でも、個人でも有名人でも、誰でも無料で利用することができ、使い方によっては無名な企業も多くのツイッター利用者に知ってもらうことができるなど、ツイッターはソーシャルメディアの入り口としては非常に面白いツールです。ただ、一方でツイッターを活用した企業の成功事例が一人歩きをするにつれ、ソーシャルメディアの活用を狭い定義で考えている方も意外に多いようです。

 そもそも、ソーシャルメディアとは何なのでしょうか?

 一般的にソーシャルメディアとはマスメディアと対比する意味で使われることが多く、ブログや、mixi、GREEのようなSNS、そして最近注目のツイッター、さらにはYouTubeのような動画共有サイトや、場合によってはネット掲示板やWikipediaなど、誰でも参加できる双方向なネットのサービス群のことを言います。

 ソーシャルメディアという言葉自体が、従来のマスメディアと対比されるものとして使われることが多いため、従来の「メディア」という言葉が持つ大量の読者や視聴者への情報発信というイメージを重ねてしまう方も多いようです。

 ただ、実際には上述のようにソーシャルメディアが対象とするサービスは、どちらかというと利用者同士のコミュニケーションに使われているものが中心です。

 そういう意味では、まずソーシャルメディアを従来のマスメディアと全く異なるメディアと認識することが最も重要と言えるでしょう。

 実際、マスメディアとソーシャルメディアの特徴を比べてみると、下記のようにマスメディアの得意なことはソーシャルメディアでは苦手なケースが多いのです。

 特に企業がソーシャルメディアを活用することを検討する際、必ずと言って障害になるのが「炎上と呼ばれるようなトラブルが起きたらどうするのか?」「ネガティブな情報を書き込まれたらどうするのか?」という点です。

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「企業と顧客を結ぶソーシャルメディア」のバックナンバー

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「ソーシャルメディアは企業のマーケティングの敵か味方か?」の著者

徳力 基彦

徳力 基彦(とくりき・もとひこ)

アジャイルメディア・ネットワーク

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 代表取締役社長。NTTやIT系コンサルティングファームなどを経て、2006年にアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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