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千葉定吉に学ぶ「叱る」方法

心を「ここ」に持つことが大切

  • 西出 博子

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2010年11月1日(月)

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 霜月(11月)になりました。これは旧暦の12月にあたります。寒さが本格的になり、霜が降りてくる月という意味で名付けられました。異称として、出雲大社から神様が帰ってくる月ということで「神帰月(かみきづき)」とも言います。

 さて、2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』も今月で最終回を迎えます。

 龍馬の剣術には目をみはるものがあります。彼は土佐から江戸に出て、北辰一刀流・千葉道場で剣術を学びました。

 『龍馬伝』第5回「黒船と剣」に次のようなシーンがあります。千葉道場の門下生一同が着座をし、黙想をしています。師の千葉定吉は全員を見渡しています。そして、定吉は一回手を叩き、「止め」と合図しました。

 定吉は、「坂本」と龍馬を呼びました。龍馬は、「は」と返事をします。「竹刀を持って前に出ろ」という定吉。対して「はい」と返事をする龍馬。

 定吉は言います。「お前の心はどこにある」と。龍馬は「心、、、(笑いながら) 心は今ここに」と返しました。

 すると定吉は「では、打ち込んでこい」といって、立ち会う二人。龍馬は負けました。

 定吉は言います。「心をどこかに置いてきたような者に、剣の道を極められると思うのか。己を見直して出直してこい」と。このころの龍馬は黒船を見たことにより、頭の中は黒船のことでいっぱいでした。

 龍馬は言います。「そうです。私の心はここにはありません。黒船は信じられんほどでかいがです。黒船の大筒に比べれば、刀など縫い針じゃ。戦になったら刀など役には立ちません。わしは、何のために剣術の修行をしちょるのか、もう分からんです」と正直な気持ち、想い、考えを伝えました。

 そして定吉は次のように応えます。

 「剣の道を極めるのに意味がないというのなら、お前はなぜここに居る。出て行きなさい」と。

相手に集中することはマナーの基本

 何かをするときには、「何のために」「なぜ」という理由がとても大切なことです。 今、ここに気持ちがないことに取り組んでも、結果は出ない、出せません。

 いっぽうで、私たちにとって、一つのことだけに四六時中気持ちを集中させるのは難しいことです。 しかし、どんなに気持ちが他に向かっていたとしても、「今」目の前で起きていること、行なっていることに集中することは、礼儀すなわちマナーであるということをこの回では教えてくれています。

 これを私たちの仕事の場面に置き換えてみましょう。

 例えば、なぜ、お客様との面談中にケータイ・メールを見るのは、マナー違反と言われるのでしょうか。会議中にペン回しをするのはいかがでしょうか?

 このシーンから、私たちは「個 対 個」の重要さを学ぶことができます。

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牛島 信 弁護士