• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

【8回表】 しがらみのない人から、逆転の発想は出てくる

成功したいなら、異業種のビジネスを分析すること

2010年11月10日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 人材ビジネスに興味を持ち、調査を始めた南壮一郎氏。日本での「利用者課金型の転職サイト」立ち上げに次第に気持ちが高まっていきますが、1つ気になる点がありました。

 それは、国内で過去に前例がないということでした。「新事業の立ち上げは、疑問をすべて解明してから」と楽天イーグルス時代に教わった南氏。すると、米国では既に同種のビジネスが成立していることを知ります。

 高所得者向けの転職サイト、その名もラダーズ。南氏は、早速ニューヨークにあるこのベンチャー企業の経営者にアポイントを取り、そのビジネスのノウハウを探ろうと試みます。

(日経ビジネスオンライン編集部)

はじめから読む)

前回から読む)

 ラダーズの本社は、ニューヨーク・マンハッタンのソーホー地区にありました。緊張しつつオフィスに足を踏み入れると、広報の女性が和やかな表情で握手を求めてきました。

 その後、1時間にわたって彼女はラダーズの概要や仕組みについて説明してくれました。オフィスに目を向けると、200人ほどのスタッフが、活気に満ちた様子で働いていました。

 米国では、思い描いていたビジネスモデルがここまで発展している――。その現場を目の当たりにして、私の胸は躍りました。

日本品質に心酔する経営者

 その後、応接室で社長を待っていた私は、周囲を見て驚きました。壁には、日本語で「お客様は神様です」と書かれた標語が貼られていました。その隣には、浮世絵が飾られ、日本刀が備えられた棚がありました。極め付きは、広報の方が出してくれた飲み物でした。日本で市販されている伊藤園の「おーいお茶」だったのです。

 どうやら、社長は、相当の日本マニアのようでした。

 なぜこんなに日本びいきなのか不思議に思っていると、ちょうどマーク・セネデラ社長が部屋に入ってきました。当時彼は37歳。知的で温和なアメリカ人エリートといった印象でした。差し出された名刺も日本語だったことに、私も参ってしまいました。

 ただ、セネデラ社長のキャリアを聞くうちに、彼の日本好きが必然であることが分かりました。彼はエール大学を卒業した後、アメリカ西海岸の貿易会社に就職しました。その後、ペットフードを主に日本へ輸出する貿易会社を自身で立ち上げたのです。

 仕事上、日本のペットショップやホームセンターの卸業者との商談で何度も来日しており、すっかり親日家になったそうです。

「激走!ベンチャー・スタジアム ~僕の楽天イーグルス創業記~」のバックナンバー

一覧

「【8回表】 しがらみのない人から、逆転の発想は出てくる」の著者

南壮一郎

南壮一郎(みなみ・そういちろう)

ビズリーチ代表取締役

株式会社ビズリーチを創業、2009年4月、管理職グローバル人材に特化した会員制転職サイト「ビズリーチ」を開設。2500社がビズリーチに登録し、ダイレクト・リクルーティングのデータベースとして利用。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授