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英会話の最大の障害を取り除く

英会話も会話、「沈黙は金」は通用しない

2010年11月12日(金)

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これをやったら、コミュニケーションが台無しに

 「何度言ったら分かるの? 子供じゃあるまいし、同じことを繰り返させないでちょうだい。どういうつもりなの?」

 と妻(または母、恋人)から小言を言われたとします。

 もしここで、あなたが素直に「ごめん。ぼくが悪かった」と謝れば事は丸く収まります。ところが、人間は天の邪鬼な生き物ですから、つい反論したくなってしまいます。

 ここで2つの反抗的な態度が考えられます。
(1)「そんなこと言ったって、お前だって悪いじゃないか」と相手に大声で怒鳴り返す。
(2)ただ、何も言わずに相手を無視する。

 さて、どちらがより険悪なムードにつながるでしょうか?

 みなさんの家族によってそれぞれ違うかもしれませんが、英米で絶対に取ってはいけない態度は(2)です。愛情の反対は憎悪ではなくて、無視だからです。

 英語文化圏では話し合うのが人間関係の基本です。夫婦でも以心伝心ということはなく、何でも話して理解を深めるという発想です。

 これを象徴した表現があります。
 We need to talk. 話したいことがあるんだ。

 これは深刻な話をしたい場合に使います。夫婦なら愛情にひびが入り始めているような場合です。職場なら上司が「お前は給与分の仕事をしていない」と警告をするような場合です。もちろんもっと軽く用いる場合もありますが、一般的には事の重大性を相手に認識してもらいたいときに使います。

 話し合いが始まったら、相手に腹蔵なく話します。お互いに自分の言い分をはっきりさせ、合意できるまで話すのです。この際は相手の目を見て話し、言葉を濁すような言い方をしてはいけません。

 英米文化において、最もやってはいけないことは「コミュニケーションを切ること」であり、「言葉を濁す」ことです。これは程度の差こそあれ、日本語での会話でも同じことでしょう。

 「そんなことは言われなくても分かってる。俺はそんなことはしてないよ」

 と反論する方が大半ではないでしょうか。しかし、ぼくの見たところ、それがそうでもないようです。

一瞬の遅れが“意味シン”をもたらす

 もう少し正確に言いましょう。コミュニケーションを意識的に立ち切る人は少ないでしょう。でも、言葉を濁す人はけっこういます。と言うより、濁したつもりはなくても相手にそう受取られることをしてしまうことが多々あります。コミュニケーションを遅らせることがその代表例です。

 これだけの説明では分かりにくいでしょうから、具体例を挙げます。

恋人女性:「次はいつ会えるの?」
恋人男性:「金曜日はどう?」

 これはありふれた2人の会話です。ごく自然です。しかし、次のように変わるとニュアンスが違って来ます。

恋人女性:「次はいつ会えるの?」
恋人男性:「………………」と一瞬の間を置いてから「金曜日はどう?」

 この場合、敏感な女性だったら、「私たちの関係に何かひびでも入ったのかも」とまで感じるかもしれません。

コメント27件コメント/レビュー

今回は英会話というよりディベートしたり、意見や立場の違う人などとにかく”人と話す”スキルを私たちは習っていないんだと感じました。現に国語の授業でもそういったたぐいの授業は無かったかと。でも、外国語を学ぶ事によってそういったスキルの必要性に気付いて身に付けようとすることは、日本語をしゃべる時にもよい影響を与えるものと考えます。(2010/11/16)

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「英会話の最大の障害を取り除く」の著者

林 則行

林 則行(はやし・のりゆき)

投資家

投資家。全く英語が話せないのに資産運用のノウハウ修得のため渡米、コロンビア大学MBAにぎりぎり合格。仕事力と日本人の強みを生かすことで、社内最低の英語力ながら海外運用機関で株式運用部長。現在独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

今回は英会話というよりディベートしたり、意見や立場の違う人などとにかく”人と話す”スキルを私たちは習っていないんだと感じました。現に国語の授業でもそういったたぐいの授業は無かったかと。でも、外国語を学ぶ事によってそういったスキルの必要性に気付いて身に付けようとすることは、日本語をしゃべる時にもよい影響を与えるものと考えます。(2010/11/16)

英語教育の仕事する人たちには常識かもですが、私の生活の範囲で会う日本人は、「英語学習の最大の障壁は日本人の眼」だと言います。日本人に英語を話す機会が欲しいといわれて、私の友人たちとの集まり(パーティーなど)に誘うと、彼・彼女が必ず尋ねるのは「他に日本人はいるのですか?」です。自分だけが日本人という状況で話す機会が欲しいと頼まれる。でも東京には、英語を話す日本人は溢れるほどいます。あと仕事場で思うのですが、英語が話せる日本人は英語が苦手な日本人に嫌われてますね。英語が話せるようになると嫌われると、彼・彼女が学習意欲を持つの難しいです。(2010/11/16)

いやいや、日本人は「間」を大切にする文化なのです。それが決して悪いことではない。日本の学校での英語教育って、英語という会話の道具として教えず、英語の学術的な分析でしょう。それじゃ話せんわ。野球で言うと理論を机の上で学んで野球(ボール投げやバットを振り事)が上手になるわけないでしょう。体を動かさないと。Is this an apple? No,it is a book. だもんね。バカ会話。(2010/11/16)

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