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『下流の宴』を、ビジネスパーソンが読むべき理由とは?

【番外編】「オトコらしくない」ビジネス本&ビジネス手みやげ10選【その1】

2010年11月17日(水)

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「オトコらしくない」から、うまくいく』(日本経済新聞出版社)

 日経ビジネスオンラインの好評連載をまとめた単行本『「オトコらしくない」から、うまくいく』(日本経済新聞出版社)に、いろいろと反響をいただいております。


 中でも多いのが、「佐藤悦子さんのイメージが変わりました」というご意見。「佐藤可士和さん夫人ということで、セレブなんでしょ、とちょっと斜めに見ておりましたが、実はすごい実務家で、経営者の視点もはっきりとお持ちなんですね」と。ええ、それは私(編集Y)が一足先に驚いたことでもあります。

 そんな佐藤悦子さんに、“学びの秋"にぴったりの、ビジネスパーソン必読の本をお聞きしてきました。そして、持参すれば効果絶大、自家用にすれば知的興奮に疲れた頭の栄養の、推奨スイーツも。聞き手はお馴染み、清野由美さんです。

清野 毎朝4時30分に起き、家事、育児、そして仕事を回しておられる、という佐藤悦子さんは、実は大の読書家でもいらっしゃいます。…しかし、いったい、いつ、本を読んでおられるのでしょうか。

佐藤 私は朝、まだ家族が誰も起きていない時間帯に、1時間ほどバスタイムを持つことを習慣にしているのですが、その時、バスタブにつかりながら本を読むことが多いです。あとは、移動中など、ちょっと空いた時間に、気になる本をさっと広げて・・・という感じでしょうか。

清野 今回の企画も、お願いしたら即座に「10冊」のリストをいただきまして。これからご紹介していきますが、最初はどれにしましょうか?

2極の果てには幻想と不毛地帯が広がる

佐藤 今年刊行の本ということで、『トレードオフ―上質をとるか、手軽をとるか』(ケビン・メイニー/プレジデント社)が、まずはいいと思います。

トレードオフ―上質をとるか、手軽をとるか
 ケビン・メイニー・著/有賀裕子・訳/プレジデント社

 中途半端な商品開発は実を結ばない。心を鬼にして、「上質か、手軽か」のどちらかをトレードオフ(取捨選択)しなければならない。iPhone、スターバックス、コーチ、キンドル、フェデックス、格安航空会社などの他、大成功してのち大失敗した商品、大成功しそうでしなかった商品の例を豊富に取り挙げながら、ビジネス・ジャーナリストの著者が「トレードオフ」の重要性と方法論を説く。

(書籍写真:スタジオキャスパー 以下同)

清野 ビジネス書は、本当に次から次へと登場して選ぶだけでも大変ですよね。これはどういうきっかけでお読みになったんですか。

佐藤 この本は、クライアントの経営者の方に佐藤(=可士和氏)が薦めていただいたものなんです。最初に佐藤が読んで、私にも「これは読んだ方がいいよ」ということで。

清野 サブタイトルにもありますが、ビジネス思考の尺度に「手軽か、上質か」の2極を提示しているのが、この本のポイントですね。

佐藤 はい。そのキーワード設定の明快さと、あと、「“手軽"というx軸」と「“上質"というy軸」の2次元図が掲載されていたのが、私にとってはすごく分かりやすかったです。

清野 2次元図にビジュアライズされると、視界がぱっと開けますね。

佐藤 そうなんです。サムライの仕事では、プロダクトにしろ、企業やブランドのロゴマークにしろ、実際のデザインに落とし込むこともさることながら、その前に、その仕事のゴールイメージをどこにもっていくかという、プロジェクト全体の「クリエイティブ・ディレクション」が非常に重要です。イメージという目に見えない概念を設定し、クライアントや他のスタッフなどチーム全体で共有していくことはなかなか大変で、どこに位置を取ればいいのか、判断が難しいこともあるのですが、そんな時、この図は参考になりますね。

清野 ちなみに悦子さんが位置を取ろうとしているのは、どの辺りになりますか。

佐藤 すべての案件はそれぞれ条件が違い、それにともなって位置も違ってきますので、「ここです」と、ひとつを示すことは難しいのですが・・・。ひとつ言えるのは、「手軽」にひとつまみの「上質」を入れることを求められることが多いのではないか、ということです。私たちのクライアントの多くはマスプロダクトを扱っていますので、その点では「手軽」ははずせない要素です。とはいえ、全面的に「手軽」ではだめだというバランスですね。

清野 図を見ると、x軸とy軸の根元の部分に「不毛地帯」というのもありますね。たとえばx軸とy軸の目盛りを10とすると、それぞれ2目盛りあたりのゾーン。

佐藤 「手軽」でもなく「上質」でもない、という中途半端な部分ですね。それを著者は「不毛地帯」と規定していて、逆に、双方とも10を超えて、うんと遠くの方に行ってしまっているのが「幻想」です。

清野 「不毛地帯」に行かず、かつ、「幻想」を追わなければ、あとの位置取りはかなり自由に考えていいんですか?

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「『下流の宴』を、ビジネスパーソンが読むべき理由とは?」の著者

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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