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龍馬伝に学ぶ、お箸の作法

お座敷でのマナー、あなたは大丈夫?

  • 西出 博子

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2010年11月15日(月)

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 日本列島の樹々の葉が色づく秋。紅葉とともに、秋の味覚が私たちを楽しませてくれる季節となりました。

 『龍馬伝』で忘れてはならないのが、「家族」というテーマです。家族を語るときに欠かせないのが食事のシーンです。

 例えば、龍馬が土佐の実家にいたころのシーンでは、家族たちは、奥に男性、手前に女性と分かれて綺麗に一列に並んで食事をしていました。武市半平太と妻の冨は、病床の母と3人暮らし。母は別室で食事を取り、子どものいない夫婦は奥に武市、手前に冨が座って向き合って食べていました。

 当時は、家庭での席次がきちんと決められており、主人を尊重し敬う気持ちを席次でも表現していました。

 一般的に席次は、その部屋の出入り口からいちば遠い席が上座となります。一般的な和室では、床の間の前が上座となるように、部屋がつくられているはずです。造り手もこのようなマナーの知識を持っています。もちろん、建築上の都合により、その通りにできていない部屋が存在することもありますが。

座布団は「どうぞ」と言われてから敷く

 ビジネスパーソンは接待などで和室に通されることもあるでしょう。

 和室では、畳のへりを踏まないように注意します。座布団があれば、いきなりそれには座らずに、座布団の下座側で待機する。先方、主人から「どうぞ」と言われたら「恐れ入ります」といって座礼をします。

 手は握りこぶしにし、座布団の奥(主人側)、左右端を押さえ、握りこぶしに力を入れて体を浮かせて座布団の上に座ります。

会席料理と懐石料理は別のもの

 日本料理の種類には、本膳料理、会席料理、懐石料理、精進料理、普茶料理があります。本膳料理は室町時代が起源。武家や公卿の供応料理として発達し、次第に形式がととのい、江戸時代中期に作法が完成したと言われています。決まりに従って足付きの各膳に料理を並べます。

 本善料理では、「もてなす対象(相手)」の格、重要度に応じて、一の膳・二の膳・三の膳・与の膳・五の膳と膳の数、すなわちお料理の数が増えていきます。五つのお膳が出てくる「五の膳」が最も格が高く、高級です。フランス料理で言えばフルコースですね。

 会席料理は食事を主として、気楽にお酒が楽しめる形式で、多くの人が集まる会合の席で供される料理の総称です。これは、本膳料理を簡略化したもので、あまり難しい作法もなく気軽に食事ができることから、和風の宴席や料亭、結婚披露宴などで供される料理の主流となっています。

 『龍馬伝』では、第1回で武市が仲人を務めた結婚披露宴のシーンで、また第23回の近藤長次郎の結婚披露宴のシーンで登場しました。

 懐石料理の「懐石」とは、禅院で温めた石を懐に入れて空腹をしのいだことから、一時の空腹をしのぐ軽い料理を意味します。

 「茶懐石」は、本来、茶会の席上で空腹のまま刺激の強い茶を飲むことを避けるため、お茶を美味しく味わうために出される、軽い食事のことです。

 精進料理は仏教の「殺生戒(ふせ)しょうかい」という考えに基づく野菜中心の料理のこと。鎌倉時代に禅宗の僧から武士、庶民へ広まったとされています。

 現在では、野菜が中心であれば、仏教の食事に関する概念とは対照的な、美食を目的とした料理も精進料理と呼ばれています。

 普茶料理は精進料理の一種です。江戸時代初期に中国から伝来したもので、大皿料理が長方形の卓に出され、各人が小皿に取って頂くスタイルです。頂き方からして、食事をともにする人同士の親睦を深める意味があります。通常の精進料理に比べて、植物性油を使用した天ぷらなどが多く出されるのが特徴です。

「いただきます」は素材に対する感謝

 『龍馬伝』に登場した食事のシーンの多くでは「いただきます」と言って食べ始めます。

 「いただきます」というのは、日本特有の表現。食事に供される素材に対する感謝の気持ちを、この言葉と手を合わせる行動で表現をする礼儀です。

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