• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

40年経っても古くならない代官山ヒルサイドテラスの不思議

  • 鶴見 樹里

バックナンバー

2010年11月29日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「イノベーションデザイン」で日本を元気にする――。

 こんなふうに書き出すと、「そんな大仰な話は自分とは無関係だ」と思ってしまう人は少なくないだろう。時代を革新するようなイノベーションを起こす種はそうそうあるわけではないし、時代の最先端を切り取るようなデザインはなかなか頭に思い浮かばない。

 でも、ちょっと考えてみてほしい。景気の低迷が続く日本ではあるが、きちんと目を凝らしてみると、元気な商品や街は存在している。

画像のクリックで拡大表示

 実は、夢や気づきといった“元気の素”はいくらでもある。ところが、多くの人が意識しないまま、毎日を過ごしている。そこで、デザインの力を使って「新しいカタチやしくみ」にして、人に見えるように具現化する。すると、その「新しいカタチやしくみ」に共感した人同士がつながっていき、新しいネットワークやコミュニティーが生まれ、そこから文化が育まれる。それが新しい価値となる。

 私たちの周囲にある諸々をこれまでとは違う発想や手順で捉え直すことで、変化を生み出してみる。それ自体は、“小さな”イノベーションに過ぎないかもしれない。しかし、確実に日本の社会を豊かなものにしていくはずだ。

 振り返ってみれば、技術革新による様々な機能の向上が、大量生産・大量消費の時代を支えた。それが一段落すると、感性やセンスといったファッション性が脚光を浴びるようになった。多様化・個性化の時代だ。

 その次に来るのは何か。周りのヒトやモノを結びつけて価値を創造する活動を「イノベーションデザイン」と称し、ここに可能性を見出しているのがデザインと印刷工房のGRAPHで代表を務める鶴見樹里氏だ。デザインの分野のみならず、プリティングディレクター、デザイン教育の講師、アーティストとしても幅広く活動する北川一成氏がヘッドデザイナーを務めていることで広く知られている。

 本コラムでは、鶴見氏が「イノベーションデザイン」にまつわる様々な事例を検証し、日本の社会が元気を取り戻すヒントを探っていく。

 GRAPHの東京オフィスは、代官山ヒルサイドテラス(渋谷区)にあります。夏は青々と茂る緑に囲まれ、サクラやケヤキの大樹が暑い日差しを遮り、木漏れ日が美しい。冬になると、葉っぱはすっかり落ちて旧山手通りがはっきりと見えます。東京の真ん中にあるとは思えないほど静穏で、季節感が体験できる場所です。

 代官山は古いものと新しいもの、民家とセレクトショップやカフェなどがほどよく調和されているファッショナブルな街です。ところが、今から40年ほど前は、緑と民家しかなかった静かな住宅地だったそうです。多くの人が脳裏に浮かべるであろう、昔懐かしい町風景――そんな地に、代官山ヒルサイドテラスは誕生しました。

 第1期工事の完成は1969年でした。それから20年以上をかけて、段階的にゆっくりと作り上げられていき、1992年に最終に当たる第6期の建設が終了しました。建築家である槇文彦先生の設計で、11棟で形成されている住居、店舗とオフィスからなる集合体です。

ヒューマンアソシエーションができる場所

 代官山ヒルサイドテラスの敷地は、決して広大ではありません。注目を浴びるパーマネントコレクションを保有する美術館などもありません。手入れは行き届いているものの、足を一歩踏み入れれば、新しい建物ではないことにはすぐ気がつくでしょう。

代官山ヒルサイドテラス全景図
画像のクリックで拡大表示

 それにもかかわらず、代官山ヒルサイドテラスに住んでいる人々を見ていると、お年寄りから若いファミリーまで、幅広い年齢層の根強いファンがいることが分かります。第1期が完成してから40年以上経つ今でも人々を惹きつける。そんな魅力はどこから来るのでしょうか?

コメント1件コメント/レビュー

ケニウス・ロキというタームが懐かしく思い出された。エッセイとして読めばなかなか素敵な記事で、ヒルサイドテラスの魅力がよく伝わってくる。一面、もっともらしいことを書き連ねていても肝心のところで根拠の無い印象論にオチており、腰砕けという印象も強い。もう少し情緒的なものから距離をおき、普遍性に突っ込んだ分析を望みたい。(2010/11/29)

「日本を元気にする「イノベーションデザイン」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ケニウス・ロキというタームが懐かしく思い出された。エッセイとして読めばなかなか素敵な記事で、ヒルサイドテラスの魅力がよく伝わってくる。一面、もっともらしいことを書き連ねていても肝心のところで根拠の無い印象論にオチており、腰砕けという印象も強い。もう少し情緒的なものから距離をおき、普遍性に突っ込んだ分析を望みたい。(2010/11/29)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授