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社員からの「ホウレンソウ」

社員と言葉が通じないときの心得

  • 斉藤 由多加

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2010年11月25日(木)

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 中小の経営者の愚痴に最も多いのが、「社員は自分の話を理解してない」なんだけど、逆に社員側の言葉では、「ナニ言ってるかのわかんねぇ」となります。同じような事を人によっては、「言ってる事がコロコロ変わる」とか「任せてくれないのでうまくいかない」と表現する人もいる。萩本欽一風に言えば「なんでこうなるの?」という状況が社長からするとおきているわけですが、今日はそういう話です。

 社内のパーティーでちょっとしたギター演奏をすることになったときの話。21歳の若者社員が「バンド活動をしている」といううわさを耳にして、一緒にプレイをしないかと誘ったことがある。

 照れくさそうに快諾してくれた Oというその若者は、約束通り就業後の時間に会議室にやってきた。缶コーヒーを出しながら「演奏は自信あるの?」と聞くと「ええライブやってましたから」という頼もしい答え。しばらく雑談をして、じゃさっそく課題曲に取りかかろうということになり、「キーはGで、展開はG→D→C→D→Gっていう簡単なパターンだから、ただコード弾いて合わせてくれればいいから」と言ってクラプトンの某曲の練習に入った。

 すると、どうもO君の挙動がわかっていることに気付く。僕の言っていることがさっぱり理解できていないらしい。
 「あのさ、コード、わかるよね?」
 「あまりコードはやらないす」
 「え? コードしらないって、パートは何をやっていたの?」
 「リードっぽいギターす」

 噛み合ない会話から、どうもいろいろなズレがあることに気付き始めた。
 「どういう曲をライブでやってたの?」
 「オリジナルす」
 「オリジナルっていってもコード知らないでできるの?」
 「できるす」
 「ええ?? そのオリジナルって、何系の音楽?」
 「ビジュアル系っす」
 「ビジュアル系!? それ音楽の分野かよ…」

 僕とO君の間で気まずい空気が流れた。

 けっきょく、会議室でのO君とのやりとりは10分足らずでおわった。カルチャーショックなどというものとは無縁の人生を送ってきた僕であったが、この日は、何とも言えない空虚感を味わったまま、会社を後にしたのであります…

 この話はすごく極端な話ではあるけれど、似たような相似形の話は日々の中でいくつもあるわけです。

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