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「世界劣等国」になっていく日本をくい止めるには?

2010年11月30日(火)

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 日本はこのままズルズルと世界劣等国になってしまうのでしょうか。政治家の愚かさ加減は論外ですが、企業にしても、学生の学力にしても、家庭にしても地盤沈下の勢いは止まりません。天もそれをあざ笑うように、異常気象が続きました。とても、大好きな日本とは思えなくなっているのが現状です。

 なぜそうなったのか。すべては「内向きの視線」が原因。私にはそう思えてしかたがありません。

最小単位で済まそう、とする態度が蔓延

 経済においては、国内消費の隆盛が続いたので、グローバル展開に本気で取り組んでいなかったこと。教育においては、問題を起こさないことを重視するあまり、生徒を成長させ羽ばたかせるという教育の意味を忘れてしまったこと。そして家庭では、自分のことだけを考えるあまり、外とのつながりを希薄にさせたこと。社会に生かされているという意識があまりにも失われました。

 つまり、できるだけ最小の単位で済ませようとする態度が蔓延したのです。一億総近視にでもなったかのように。
 
 ひとことで言えば、外への発信力が弱くなったということ。その一因は、コミュニケーション力の低下です。みなさんも、周りの人を見ていて痛感していると思いますが。

 そして、その奥にある原因は、間違いなく「便利すぎる社会」です。下手をすると、朝出かけてから夜帰るまで、誰とも話さなくても済ませられる世の中かもしれません。電車の改札口、コンビニ、ファストフード店、そしてネット。声を出す機会があまりにも減少しています。1人でいても不自由を感じなくなった社会になっているのです。

 数年前に、養老孟司さんが「脳化社会」と言っていましたが、それに拍車がかかっている様子です。すべてが自分の脳の中で完結しているのです。

 これはよく聞く話ですが、硬直化した企業の問題は役員連中にあると。現場社員は危機感を肌で感じ取っていますから、大変化を求める。トップもそれに応じようとしますが、役員の反対で変革が止まってしまう。これこそ、典型的な内向きの発想です。

 もちろん、すべての企業がこうではないでしょうが、今はすべての企業が変化に対して積極的でなければならない時代に突入していることは間違いのない事実です。

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「「世界劣等国」になっていく日本をくい止めるには?」の著者

関橋 英作

関橋 英作(せきはし・えいさく)

マーケッター

外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当、成功に導く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長