「企業と顧客を結ぶソーシャルメディア」

「流行語大賞」よりも流行した言葉の調べ方

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2010年12月8日(水)

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 今年も流行語大賞が発表されました。

 流行語大賞に選ばれた言葉を見てみると、大賞となった「ゲゲゲの〜」をはじめ、マイクロブログサービス「Twitter(ツイッター)」の発言でよく語尾に使われる「なう」など様々なキーワードがノミネートされました。ただ、人によっては「本当にその言葉って流行っているの?」とか「聞いたことがないよ」と思う人も意外に多いのではないでしょうか。

 そんな時にぜひ試していただきたいのが、ソーシャルメディアを始め、ネット上のリアクションを見ることができる様々なツールたちです。

耳を傾けよ

 日本で「ソーシャルメディアを使う」という場合には、ツイッターの公式アカウントを開設したり、ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のコミュニティーを開設したりといった、比較的企業利用を指すことが多いと思います。消費者に対する情報発信手段としてソーシャルメディアをとらえている人が多いからかもしれません。

 ただ、ソーシャルメディア先進国である米国では、まず「傾聴(Listen)」と呼ばれる「ソーシャルメディア上の声に耳を傾ける」という行為から始めるべきだという論調が一般的です。

 これには、以前に「SNSがテレビCM? 外国人が信じられない理由」のコラムでご紹介したように、日米間のソーシャルメディアの浸透率の違いが大きく影響していると思います。日本ではソーシャルメディアを活用している方はまだまだインターネット利用者の20%程度といわれていますから、自社の顧客の一部しかソーシャルメディアを利用していないとの印象を持っている企業担当者がまだまだ多いのでしょう。

 ただ、今回の流行語大賞のようなトレンドを把握するには、ソーシャルメディアにおける発言の傾向分析は非常に有効です。

 確かに20%程度しか対象にならないかもしれません。それでも、通常のアンケートなどの調査でとれるのは数百人〜多くても数千人規模。実はソーシャルメディア利用者の生の声を分析するほうが、はるかに母数が多いのです。

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著者プロフィール

徳力 基彦(とくりき・もとひこ)
アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役社長

徳力基彦  NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。
 個人でも「tokuriki.com」や「ワークスタイル・メモ」等の複数のブログを運営するなど、幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。



このコラムについて

企業と顧客を結ぶソーシャルメディア

 インターネットの普及や技術の進化により、企業と消費者の関係は大きく変化しようとしています。検索技術やモバイル、動画など、めざましい技術の進化に目をうばわれがちな一方で、着実に存在感を増しているのが利用者の会話やクチコミです。インターネットを通じたマーケティングで本当に重要なのは、利用者の会話に耳を傾け、会話に参加し、一緒に考えていくことではないでしょうか?
 このコラムでは、ソーシャルメディアを通じて企業と顧客がどのように会話をしていけばよいのか。ソーシャルメディアの持つ可能性や企業の活用方法について探っていきたいと思います。

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