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第23回 あなたはチームメンバー全員の強みを言えますか?

チーム力を最大化する5つのポイント

  • 武田 斉紀

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2010年12月13日(月)

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「チーム」力の本質とは何か

 今回はTwitter「takedayoshinori」にいただいた「チーム」をテーマに、「行きたくなる会社のつくり方」を考えてみたい。

 今年も押し迫ってきたが、みなさんが所属する課や部、あるいは社内横断のプロジェクトなどの「チーム」では、この1年で十分な仕事や良い結果が出せただろうか。それとも例えばメンバー同士がぶつかり疲弊したといった、苦い思い出だけが残っているだろうか。

 スポーツの世界の「チーム」では、バレーボール女子の日本代表が世界選手権で32年ぶりにメダルを獲得した。試合ごとに日替わりのヒロインが登場し、全員でしのぎ切った姿が人々の心を打った。アジア大会ではサッカー日本代表が男女ともに初の金メダルを獲得。プロ野球ではリーグ3位の千葉ロッテマリーンズが下剋上で日本一を決めた。いずれも一握りのヒーロー、ヒロインによってではなくチーム力で栄冠を手にした印象が強かった。

 最も私の記憶に残った「チーム」は、サッカーのワールドカップ南アフリカ大会で優勝したスペイン代表だ。現日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏も指摘しているが、スペイン代表には決定的なストライカーはいない。つまりリオネル・メッシ選手(アルゼンチン代表、スペイン・FCバルセロナ所属)やクリスティアーノ・ロナウド選手(ポルトガル代表、スペイン・レアルマドリード所属)のような存在が、日本代表と同じようにいないと。それでもチーム力で優勝できるのだと彼は言う。

 スペイン代表には国内強豪クラブ・FCバルセロナでプレーする選手が多い。ゴールキーパーのビクトール・バルデス、ディフェンスのピケやプジョル、中盤ミッドフィルダーのイニエスタ、ブスケッツ、そしてフォワードのペドロ、ビジャ選手。彼らはスター選手だが、メッシやロナウドのように1人卓越した存在でもない。

 それでも優勝できると言われると、少し希望が見える。日本人選手を、スペイン代表1人ひとりのレベルにまで上げていくことは容易ではないことは分かっているが、スペイン代表には個人力よりもチーム力を感じる。

 一体、「チーム」力の本質とは何だろう。

 個人の力が1だった場合、1+1+1・・・と足すだけでは11人では11にしかならないが、チーム力を上げればそれ以上の力が発揮できると言われる。スペイン代表に限らず、チーム力で勝った今年のチーム、そして私が普段目にしているビジネスの世界で結果を出しているチームの共通点は、メンバー同士が“互いの強み知り、生かし合っている”点だ。

 スペイン代表のミッドフィルダー・イニエスタ選手は、相手が誰かによってパスの種類、出し方を自在に変える。受けた相手の力を最大限に生かすパスを常に意識しているのが分かる。チームメートは彼のセンスを知っているから、彼にボールを集める。そうやって“互いの強みを知り、生かし合っている”のがスペイン代表のチーム力だと言える。

 スペイン代表の強さの1つに、主力メンバーの多くが先ほどのFCバルセロナに所属しているという点が挙げられる。日常的に一緒に練習をして、互いの強みや特徴、動き方のクセなどを知り尽くしているので、チーム力が高いという指摘だ。

 ところであなたは、所属するチームメンバー全員の強みを言えるだろうか。特徴や考え方のクセなども、よくご存じだろうか。

 「AさんとBさんには確かに自分にはない強みがあるが、CさんやDさんはどうだろう。ましてやEさんは今年入ってきたばかりの新人だ。強みなんてあるわけがない」。そんなふうに考えてはいないだろうか。それではチームとしてはCさん、Dさん、Eさんを生かせない。

コメント3件コメント/レビュー

武田さんのコラムは共感を覚え、毎回必ず拝読しております。著作につきましても、2冊とも拝読させて頂いており、勤務先の仲間にも勧めており、自他共に認める武田ファンです。今回も大部分の内容については、共感してできますが、一部の箇所については、憤りを感じます。それはアルカイダを例に出した記述です。いくらヒトデ型組織を表している組織と言えども、この集団を例えに出すのはいかがなものかと思います。彼らの起した事件で何千人もの方々が亡くなっている事実とご遺族の方々のことを考えるとあまりに無神経ではないでしょうか?(2010/12/13)

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いただいたコメント

武田さんのコラムは共感を覚え、毎回必ず拝読しております。著作につきましても、2冊とも拝読させて頂いており、勤務先の仲間にも勧めており、自他共に認める武田ファンです。今回も大部分の内容については、共感してできますが、一部の箇所については、憤りを感じます。それはアルカイダを例に出した記述です。いくらヒトデ型組織を表している組織と言えども、この集団を例えに出すのはいかがなものかと思います。彼らの起した事件で何千人もの方々が亡くなっている事実とご遺族の方々のことを考えるとあまりに無神経ではないでしょうか?(2010/12/13)

え、次で最後なんですか?それは残念です。最初の頃はかなり批判的なコメントもしましたが、今では武田さんの考え方は非常に参考になり、勉強させてもらっています。また再開することを楽しみにしていますので。(2010/12/13)

映画「スニーカーズ」や「ドートマンダーの長編モノ」を初めて読んだ時の事を思い出しました。お目汚しで失礼(笑)。(2010/12/13)

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