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ベンチャーで「固有の価値観の幸せ」を生み出そう!

―― 一方通行「エスカレーター」型キャリアの終焉

2010年12月21日(火)

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前々々々々回(「キャリアの1ステップとしての東大教授」)から読む
前々々々回(「英語がダメでも国際思考はできる!」)から読む
前々々回(「何が悪い? 正面突破の学歴ロンダ!」)から読む
前々回(「強者と手を組んで勝ちに出よう!」)から読む
前回(「今、人を育てなければ、2050年の日本に繁栄はない」)から読む

伊東 乾(以下、伊東) ファイナンス(finance)のfin は有限責任なんて時のfiniteと語源が同じ、という高田君のお話から、ビジネスはいろんな「ケジメ」が大事、ということ、もう少し具体的に考えてみたいのですが・・・。

高田 康裕(以下、高田) 例えばこの座談の最初(前々々々々回)で、ペクターさんの映画とビジネスデベロップメントという話になった時、ファイナンスというのも大事なファンクションという話になりましたよね。

ケネス・ぺクター(以下、ペクター) はい。そうですね。

高田 ビジネスデベロップメントであれば、当然ファイナンスも大事。そうなんですが、それはどういう「境界条件」の中で「最大価値」を生むかという発想になると思うんです。これはキャリアデベロップメントとか、自分自身をどういうふうに鍛え上げようか、どういうふうに自分の将来の道筋を付けていこうかといった時にも、同じだと思うんですね。

高田 康裕(たかだ・やすひろ)
ザインエレクトロニクス取締役。1965年生まれ。東京大学工学部卒、米国ワシントン大学経営管理大学院修了 (MBA)。経済産業省で日本初の科学技術基本計画策定に参画したほか、電子技術政策、事業革新政策、ベンチャー振興・商法改正などに従事。2002年より現職。台湾企業からのM&A(合併・買収)を昨年実現、2010年よりアジア展開を強化する中期経営戦略「TACK123」に取り組む。2001年から 2008年までの間に東京大学工学部、東京工業大学、京都大学経営管理大学院の非常勤講師にも就任。(写真:大槻 純一、以下同)

伊東 今の話は、結局「学歴ロンダリング」なんていう情けない話が日本国内で出てくるのに、最終的な答えになっていると思うんだ。自分の境界条件をきっちりケジメして、その中でシッカリ頑張ってみる。そこにやりがいもあれば、生きがいも出てくる。そういうメンタリティに労働人口の国民大半が向かってゆかないと・・・高度成長の頃はそうだったわけだから・・・そうでなく、ただでさえ目減りがはっきりしている中で、とぐろ巻いたまま既得権益守っていても、船丸ごと沈んで終わりますよっていうね。

 「学歴ロンダ」でふさわしくないポストに就いた人は、たぶん例外なく僕は不幸だと思う。少なくとも仕事にやりがいは感じられないはずだし、そこで守りに回られれば、ハッキリ言ってみんなも迷惑だ。

高田 自分がどの範囲で活躍するのか、という、そのバウンダリーというか、活動の境界線の引き方によって大きく変わると思うんです。仮に同じ能力を持っている人だとしても。

伊東 だって例えば、米カリフォルニア大学で電子工学の修士まで行って、それから日本の産学関係で大作の博士論文を完成させた東京大学教授が、東京国際映画祭などのプロデューサーをやっているというのは・・・ケンちゃんのことだけれど、単に守りに回っているだけの日本人発想ではワケが分からないと思うわけ。でも違うと思う、どういうボーダーを新たに設定して、そこに参入してゆくか、フロンティアを自分で設定し続けてゆくわけでしょ。

ペクター それはきっと従来のボーダー、境界の作り方が、従来の知識によってみんなにある程度当たり前のことが見えている、一般通念的に見えているわけでしょう?

エスカレーター型からエレベーター型へ

ペクター 新しい変化というのは、従来の知識で見てしまうと、もう遅いんですね。なぜかというと、実際に新しい境界が必要になった時、世界の流れは先にそうなっているわけだから。それを従来の知識で見てもダメでしょう。

伊東 いやぁ、厳しいですが、その通りです。

ペクター だから、ある程度リードしないといけないんです。そのリードするために何が必要か? 僕は大学院生になった時、ちょっと覚えているけれど、何となく私は自分の勘を信じるようになりました。

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