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複雑化した今こそ考えたい「ほぐす」効用

それが「ガラパゴス化」を防ぎ、未来を開くカギになる

  • 常盤 文克

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2010年12月28日(火)

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 2010年を振り返ってみて思うこと。それは、世の中の動くスピードがますます速くなり、そして驚くほどに物事が複雑化しているということです。

 物事の考え方や価値観は、急速に変化します。昨日まで通用した価値観は、もしかすると明日には通用しなくなっているかもしれません。従来の発想と取り組み方のままで凝り固まっていては、世の中に置いてけぼりにされてしまいます。

 同時に複雑化も進んでいます。世の中にあふれる製品は、足し算式に新しい機能が加わるばかりで、結果として本来のモノの本質から遠ざかってしまっています。最近の家電製品や事務機器、携帯電話を見ても機能が多すぎて、使いこなすだけで頭を悩ませる場面が増えました。

 そこで提案したいのが、すべてを一度「ほぐす」ということです。「ほぐす」は漢字で「解す」と書きます。この「解」という字、実は世の中の変化に適応するための解を与えてくれる言葉なのです。

ほぐして考えれば物事の本質が見えてくる

 ある精密機器メーカーの話なのですが、社員研修の一環として機械式時計を分解し、再び組み立てるという作業をするそうです。いろいろな部品(歯車、ネジ、バネ、ムーブメントなど)の形状や役割を知るだけでなく、機械全体の構造と各部品との関係性を理解するためです。

 製品開発、モノづくりのプロセスでは、「リバース・エンジニアリング」と呼ぶアプローチを取ることがあります。これは。家電製品や電子機器などの組み立て製品を各部品にばらして、その形状や構造から機能を突き止め、製品開発につなげていく手法です。この手法は、グローバル市場で気を吐く韓国・サムスン電子などが得意としています。

 モノづくりだけでなく、物事の内部に隠れているものを要素に解きほぐしていくと、要素間の関係性や全体の構造を理解できるようになります。そして本質が見えてくるのです。

 「企業」も解きほぐしてみれば、様々な部門・部署からなる「単位集団」になります。部門・部署の一つひとつは、様々な働きをする人の組み合わせで成り立っており、さらに一人ひとりは異なる個性を持っています。

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