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グローバルの戦い方を知れば勝てるはずだ

日本GE藤森義明社長×日本マクドナルド原田泳幸会長≪後編≫

  • 戸田 顕司(日経トップリーダー副編集長)

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2011年1月5日(水)

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 グローバル企業において日本市場を任されている2人の日本人経営者、日本GEの藤森義明社長兼CEO(最高経営責任者)と、日本マクドナルドの原田泳幸会長兼社長兼CEO。1月4日(火)に公開した「“自分を超える”後継者を作らずに成長はない《前編》」では、リーダーの役割について、継続的な成長のために「変革を起こす」「人を育てる」存在ということで、2人で見解は一致。そこから人事評価や人材育成まで、話は広がった。

 後編となる今回は、「グローバル」をテーマに意見を交わした。「英語の公用語化」で、本当に世界に通用する企業たりうるのか。

(司会は前・日経ビジネスオンライン副編集長、現・日経トップリーダー副編集長、戸田 顕司)

司会 日本企業はグローバル化への対応が迫られています。その象徴と言えるのが、「英語の公用語化」という動きでしょう。2人は、どのように考えていますか。

原田 泳幸氏(以下、原田) 英語の公用語化に踏み切るのは会社の戦略であって、私は否定はしません。ただ少なくとも、私の今の立場で社員に言っているのは「日本語で考えて、日本語で話せ。英語で考えて、英語で話せ」ということです。日本で考えて英語で話したらどうなるか、逆に英語で考えて日本語で話したらどうなるか。全く相手に通じません。それどころか、とんでもないミスリーディングなメッセージになってしまうこともあります。

 例えば、日本マクドナルドでは女性の管理職を増やすために、様々なプログラムを実施しています。新任の女性マネジャーが日本語で挨拶すると、「微力ながら私なりに一生懸命、貢献させていただきたいと思います。まだ本当に自信もありませんし、力不足ですけど・・・」となりますよね。これを言葉通りに通訳すると、外国人は「いったい何だ」と。

藤森 義明氏(以下、藤森) 自信がないのか、という(笑)。

原田 「こいつ、『自信がない』と言っているぞ。おい、原田、なんでこんなやつを選んだんだ」となってしまう。本来であれば“I'm so excited. I'm so committed.”と訳さなければいけません。でも、英語で考えて「私は自信があります。約束します」なんて日本語で挨拶されたら、これもちょっと不自然ですよね。

 ですから、私は日本人と外国人が出席している会議では、大事なポイントは日本語と英語で2回話します。言っていることが違うように聞えるかもしれませんが、目的は同じです。これがグローバルにおけるビジネスのコミュニケーションだろうと私は思います。

 こういう人材を育てるために、私は「日本人だったらまず日本をよく知れ、日本の文化を知れ」と言っています。日本を知って、初めて異文化を知ることができるわけですから。日本を知らないで、英語が話せればグローバルだという勘違いがあるので、ここは厳しく注意しています。違いを認識できない限り、コミュニケーションはできないじゃないですか。

原田 泳幸(はらだ・えいこう)氏
日本マクドナルド会長兼社長兼CEO(最高経営責任者)。東海大学工学部卒業。日本NCR、横河ヒューレット・パッカード(現・日本ヒューレット・パッカード)、フランス系のシュルンベルジェグループを経て、1990年にアップルコンピュータジャパン(現・アップルジャパン)に入社。ワールドワイドコンシューマーマーケティング/SOHO担当副社長として米国本社に勤務経験を持つ。1997年から日本法人の社長を務めると同時に、米アップルコンピュータ(現・アップル)副社長に就任。2004年2月に副会長兼CEOとして日本マクドナルドに入社。2005年より現職。(写真:村田 和聡、以下同)

藤森 義明(ふじもり・よしあき)氏
日本GE社長兼CEO(最高経営責任者)、米GEシニア・バイス・プレジデント。東京大学工学部卒業、米カーネギーメロン大学でMBA(経営学修士)を取得。日商岩井を経て1986年に日本GE入社。1997年10月にGEメディカル・システムズ・アジア プレジデント兼CEOに就任、日本人で初めて米GEのコーポレート・オフィサー(本社役員)になる。2001年から米GEのシニア・バイス・プレジデント及びCEC (執行役員会議) メンバー。2005年1月から日本GE会長及びGEマネーアジア プレジデント兼CEO。2008年10月より日本GE社長を兼任、2009年1月より現職。

コメント8件コメント/レビュー

成功されているお二方だから深みがあるように感じますが、ごくごく当たり前で希薄なことを言われているだけ。もう少し違った切り口でとらえて頂けたらと感じます。(対談のテーマからすると仕方ないですが・・)60才前後の団塊経営者は感銘を受けるかもしれませんが、その世代に対し否定的な見方をしてしまいます。(2011/01/06)

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成功されているお二方だから深みがあるように感じますが、ごくごく当たり前で希薄なことを言われているだけ。もう少し違った切り口でとらえて頂けたらと感じます。(対談のテーマからすると仕方ないですが・・)60才前後の団塊経営者は感銘を受けるかもしれませんが、その世代に対し否定的な見方をしてしまいます。(2011/01/06)

「日本語で考えて、日本語で話せ。英語で考えて、英語で話せ。」「英語を話し出すと、本当に人が変わってしまいます。」「ほとんどが日本人以外という聴衆に対して、日本語で話す。話していて、本当に気持ちが悪いんです。」「勝負の場は、やっぱり会議だと思います。要するに、役者が舞台に上がるのと同じ。」今海外で勤めていますが、お二人の発言にいちいち納得させられました。「パス。」と言った日本人の話も印象的でした。日本文化という土台を大事にした上で、お二人の指摘したような点を欧米のやり方から学ぶ、というのがこれから大切になるのでしょう。(2011/01/06)

 リーダー同士の対談だから無理も無いですが、誰もが「あと2回!」を毎日続けられる精神力を持っている訳ではありません。また、周囲の環境があと2回を許さない状況も存在します。たとえば飢饉の最中に「あと2回!」を繰り返ても餓死の時期を早めるだけです。 (2011/01/05)

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