• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

日本企業にあるチームの80%以上が機能していない

なぜ人数以上の力を発揮できないのか

2011年1月26日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「日本企業にあるチーム(組織)の80%以上が機能していない」
 これを皆さんは大げさだと思いますか?
 あなたのチームは本当にチームとして機能していると自信を持って言えますか?

 チームとして機能しているチームと機能していないチームの大きな違いは何でしょうか。
 それは、「チームシナジー」を生み出せているかどうかです。

 そもそも、なぜ私たちはチームや組織を創るのでしょうか?
 私はこれまで、多くの経営者、リーダーの皆さんにこの問いかけをしてきました。

 いただく主な回答は
「1人では生み出せない大きな成果を生み出すため」
「個々の強みを活かしてブレークスルーや斬新なアイデアを生み出すため」
「一体感や達成感を皆で共有し、大きなモチベーションを創るため」
「共に信頼できる仲間と切磋琢磨して互いに成長するため」
など、本当に素晴らしいものです。

 しかし、その後、さらに次の質問をします。
「皆さんのチーム、組織は、ここで挙げたチーム創りの目的通りになっていますか」
 先日のセミナーで挙手をお願いしたところ30人中、手が挙がったのはたった1人でした。

そもそもチームや組織はなぜ必要なのか

 確かに、ここで挙げられた回答はチームや組織の理想に過ぎません。しかし、もう1度考えなければならないことは、「なぜ、私達は当たり前のようにチームや組織を創り仕事をするのか」ということです。

 それは暗黙の前提として「個人では創り出せないチーム力、チームパフォーマンス」の創出を前提とし、その恩恵を得るためにチームや組織を創り、属しているのではないでしょうか。
 そうでないとしたら、そもそもチームや組織は必要でしょうか。

 さらにセミナー参加者の皆さんにこんな問いかけをします。
「仮に皆さんが5人のチームだったとします。全員が持てる力を100%出している場合のパフォーマンスを5とします。直感的に、現在の皆さんのチームのパフォーマンスはいくつでしょうか」
 皆、頑張っているから「5」ですか。

 興味深いのはチームの本質やチーム創りについてお話しした後に、この質問をすると、「5」と回答する方が皆無だということです。

「メンバーのモチベーションが落ちているから1人当たり0.5かな・・・」
「2人のメンタルに問題があって、カウンセリングを受けているから・・・」
「若手や未経験者ばかりなので指導に追われています。パフォーマンスと言われても・・・」
「そもそも、うちのチームはチームと言えるかどうか・・・」

など、チームシナジーどころかチームの体をなしていないという回答が続出します。

 結果、リーダーの皆さんは5人のチームで2~3人分程度のパフォーマンスしか実感できていないことが明らかになります。
 それも驚くことに、これまでお会いした数千人の経営者やリーダーの8割以上の皆さんの実感なのです。

コメント18件コメント/レビュー

私は病院にチーム医療を導入する仕事をしています。病院には多くの職種がいるのですが、病棟だと患者の一次情報を看護師が収集し、薬局、給食、訓練室へ単純化した形で伝え業務がおこなわれるのですが、情報が専門的ではなく、不十分な情報でおこなわれる業務は役に立ちません。多職種によるチーム医療では病棟へ各専門職が集まり、専門的な立場で患者から一次情報を得て業務をおこないますから効率が高く生産的です。私にとってのチームビルディングは業務を専門分野ごとに専門職へ割り振ることですから、チームの中の各専門家は別々に行動しています。モジュール化で言うレゴ型という形ですが、チームはデザインだけでも機能すると思いますよ。(2011/01/26)

「チーム創りの教科書 ミドルマネジャーのための「DoとBe」」のバックナンバー

一覧

「日本企業にあるチームの80%以上が機能していない」の著者

斉藤 秀樹

斉藤 秀樹(さいとう・ひでき)

アクションラーニングソリューションズ代表取締役

ビジネス・チームビルディングの第1人者として、コンサルタントして活躍。アクションラーニングソリューションズ代表取締役、日本チームビルディング協会代表理事。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

私は病院にチーム医療を導入する仕事をしています。病院には多くの職種がいるのですが、病棟だと患者の一次情報を看護師が収集し、薬局、給食、訓練室へ単純化した形で伝え業務がおこなわれるのですが、情報が専門的ではなく、不十分な情報でおこなわれる業務は役に立ちません。多職種によるチーム医療では病棟へ各専門職が集まり、専門的な立場で患者から一次情報を得て業務をおこないますから効率が高く生産的です。私にとってのチームビルディングは業務を専門分野ごとに専門職へ割り振ることですから、チームの中の各専門家は別々に行動しています。モジュール化で言うレゴ型という形ですが、チームはデザインだけでも機能すると思いますよ。(2011/01/26)

リーダーの育成に関しては非科学的な経験論や精神論にいきがちな中で計画的にマネージャーを製造する手法があるのであれば興味深いところです。(2011/01/26)

今回の記事を読ませていただいて、チーム力低下の前提として考えた方がいいと思ったことがあります。それは、間違った成果主義による人事考課です。おそらくそれなりの規模の企業では半期毎に目標設定と評価という業務評価の個人面談が行われていると思いますが、そこでは個人の業務に関してのみ話が行われ、「チームとしてこういう貢献をした」ということを主張してもそれは考慮されないシステムになっていると思います。(上司の意に沿わないことをすると「チームワークを乱した」としてマイナス評価を受けますが...)チームとしての業務貢献を行ってもそれが人事考課に繋がらないのであれば、チームワークを向上しようというモチベーションは上がらないと思います。まずは人事考課者としての上司・リーダーがしっかりとチームワークについての評価を行うことが大切なのではないでしょうか?(2011/01/26)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長