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スティーブ・ジョブズ流「うっそー!」な瞬間を演出する

Togetter吉田氏が会場を沸かせた秘策とは?

  • 片瀬 京子,原 隆

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2011年2月7日(月)

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 日本人はプレゼンテーションが下手と言われるが、ベンチャーの若手が事業の命運をかけて、本気でプレゼンをする場がある。それが、「Infinity Ventures Summit」というイベントの「launch Pad」。インターネット関連企業の経営者などが集まり、ここで気に入られれば大きな発展のチャンスとなる。このため出演者は誰もが真剣勝負。このイベントでのプレゼンの面白さには定評がある。昨秋開催されたこのイベントから、3回にわたって観衆の心を動かすプレゼンを紹介する。

 プレゼンではその場に居合わせたことを聴衆に誇りに思わせたら勝ちだ。米アップルのスティーブ・ジョブズCEOが2008年1月、「マックブック・エア」を茶封筒から取り出したそのとき、会場は歓声に包まれ、カメラのシャッター音とフラッシュの閃光でいっぱいになった。

 記憶に残る瞬間を演出するのは実に難しい。部屋を出た後も聴衆に覚えていてほしいことを一つだけに絞る必要がある。

 約400名ものインターネット関連企業の経営者が一堂に会するイベント「Infinity Ventures Summit」では毎年恒例のプレゼン大会がある。これは1社6分間という制限時間の中で、自社の新しく開発した製品やサービスを紹介するというもの。応募者全員が登壇できるわけではない。事前にプレゼンの内容や表現方法など厳しく指摘される審査がある。そもそも内容自体がLaunch Padへの登壇にふさわしくないと思われた場合や、プレゼンの改善が期待できない場合は、容赦なく登壇の機会は失われてしまう。

 Twitterのつぶやきをユーザー自身がまとめる「Togetter」を開発する吉田俊明氏のプレゼンもまた、この審査を経て当日壇上に上った選ばれしプレゼンターだ。Togetterは140文字以内でユーザー同士がつぶやき、交流を深めるTwitterの関連サービス。ユーザーが様々なつぶやきを選び、1つのストーリーにまとめられるサービスだ。例えば、最近ではNHK広報局がTwitter上でタレント「さかなクン」を「さん」づけにせずにつぶやいたことを詫びた話題で関連のつぶやきをまとめたTogetterページが人気を博している。

 吉田氏がLaunch Padで発表したかったサービスはこのTogetterの英語版「Chirpstory」だ。吉田氏はChirpstoryのプレゼンにある“瞬間”を入れたことで、会場を惹きつけることに成功した。しかしこの瞬間は、実は事前の練習を兼ねたリハーサルの際にはなかったものだ。

リハーサルでは「凄さ」が伝わらない

動画へのリンク
リハーサルの様子。画像をクリックすると動画をご覧いただけます。(WMV形式、再生時間18分43秒)

 リハーサル時には「え、何?」と思わせるキーワードを前面に出し、つかみは面白かったものの、スライドが変わるごとに失速。IVS側からは、「見ている人の気持ちは2枚目のスライドでドーンと地下2階まで下がって、それから地下1階にちょっと戻る感じ」と厳しい指摘が入る。また、プレゼンを通してキャラクターが終始一貫していない点も指摘された。

 当初は生意気なスタイルだったにもかかわらず、最後には謙虚な姿勢になる。これは、見ている側を戸惑わせるという意見が出た。

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