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「シューカツは、中小企業から先に回れ!」の本当のわけ

働く人にとって「人生のモノサシ」発見の近道はあるか

  • 武田 斉紀

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2011年2月7日(月)

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『ブレない生き方』の第一歩は、「人生のモノサシ」の発見

 前回のコラムではサッカー日本代表の本田圭佑選手を話題としながら、人生の目的や価値観、そして個性といったものは、「ハタチくらい」(社会に出る前の子供時代という意味)までにできあがっているものだと申し上げた。この人生の目的を指し、価値観を測る“モノサシ”は大人なら誰でも持っている

 このことは私のコラム内で何度かお話ししてきた。過去に1万人以上のインタビューを経験し、その中で多くの「人生理念の整理」にかかわらせていただいて得た実感だが、心理学や精神医学上もほぼ正しいそうだ。

 正確にはハタチくらいまでにできているのは、“モノサシ”の8割くらいと言うべきかもしれない。大人になって後に、それまでの人生観を根本からひっくり返すような経験をして、モノサシが変わる人がいる。詳しくはまたの機会とするが、実際にはそこまでの衝撃的な経験をする人は限られている。

 従ってハタチくらいまでにできあがったモノサシがほぼすべてと言っていい。もちろん、モノサシの種類は変わらなくても、目盛りの幅が広がったり、長くなったり、形などが少し変化することはある。それでも大きくは変わらない。ゆえに一人ひとりにとって自分の人生の目的を指し、価値観を測るモノサシが見つかれば、『ブレない生き方』ができることになる。

 ブレないモノサシがあると何が良いのかについては、このシリーズの最初に書いた。繰り返すが、仕事においては、会社として目指す目的や大切にする価値観が明示できれば、トップにとっても、それを共有できた幹部や管理職、現場にとっても迷いがなくなる。そしてあらかじめ提示された目的、価値観の下に、各人が自ら考え行動できるようになる。同じ仕事ならただ命令されるより、自分で考え工夫をした方が楽しい。

 目指すこと、大切にすることが一致していれば、自然と全社は一丸となれる。逆に一致していないことが分かった個人にとっては、そこで働き続けることのつらさを知り、より一致している場所を早く探せることにもなる(あるいはほかに選択肢がなければ、ひたすら石になって働くという覚悟もできる)。

 働くうえでも、生きるうえでも、モノサシの発見は早ければ早いほど、その後の人生の時間を充実させられる可能性が高くなる。

 だが、現実には多くの人が自分のブレないモノサシを見いだせないでいる。または目の前に見えていても確信が持てないでいる。だから周りの声や、環境の変化、葛藤する場面に出会うと時として判断がブレてしまうのだ。

 「では自分のモノサシをどうやって見つければいいのか」「発見には近道はあるか」という話になるだろう。それが今回のテーマだ。

 実は、私たちにとって「人生のモノサシ」発見の最初のチャンスは、新卒でのシューカツ(就職活動=就活)にあったのだ。そのことに気づいて意識している人は意外と少ない。

コメント15件コメント/レビュー

大企業と言えどもリストラもあるし潰れる事もある時代。大企業病といわれる病魔もあるし、特定の歯車として特化し過ぎて外では使えない(転職の辛い)人間に成る事もあり、中小がブラックになる元凶として下請けいじめをするような会社もある。必ずしも素晴らしいばかりではない。待遇や制度が良いのは判るが、最初からそれにぶら下る気満々では採用する側も嫌な気になるので出来る子を取りたいだろう。ただ、採用担当・人事にそれ程の判断能力が無い事も原因で今の低迷があるのだろうけど。しかし、中小で働くよりニートみたいなのは流石にどうかと思う(問題なのはスキルアップを伴わない苦労や安値労働を続ける事だ)。職を求める側にも問題があると思う。会社側も安値使い捨て志向も悪だが。(2011/02/10)

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大企業と言えどもリストラもあるし潰れる事もある時代。大企業病といわれる病魔もあるし、特定の歯車として特化し過ぎて外では使えない(転職の辛い)人間に成る事もあり、中小がブラックになる元凶として下請けいじめをするような会社もある。必ずしも素晴らしいばかりではない。待遇や制度が良いのは判るが、最初からそれにぶら下る気満々では採用する側も嫌な気になるので出来る子を取りたいだろう。ただ、採用担当・人事にそれ程の判断能力が無い事も原因で今の低迷があるのだろうけど。しかし、中小で働くよりニートみたいなのは流石にどうかと思う(問題なのはスキルアップを伴わない苦労や安値労働を続ける事だ)。職を求める側にも問題があると思う。会社側も安値使い捨て志向も悪だが。(2011/02/10)

2月2日東京国際フォーラムの新卒合同会社面接会では、約1600人来場しましたが、製造業や電設業の中小企業には、4、5人しか求職者がいませんでした。3月1日にも技術系合同会社説明会を企画していますが、若年者からの申込みは少ない状況です。製造業や建設業の中小企業は、将来性に対する不安からか、なかなか就職の選択肢として認知してもらえません。勝ち組になることにこだわっている若者に伝えたい。ネットでのシューカツに疲れたら、ぜひ説明会に足を運んでください。人材育成に意欲的な企業が、技術力で生き抜く術を熱く語ってくれます。新たな出会いで活力を得てください。(2011/02/09)

昨日投稿した零細企業の経営者です。中小企業の待遇が悪い件は、平均的にはその通りだと思います。利益が出ないから待遇も良く出来ないのが実情です。中には自分だけ高給を取って外車を乗り回し、従業員には薄給を強いる会社も有るでしょうが、そんな会社はいつか淘汰されるでしょう。多くの心ある経営者は自分の給料どころか預金を取り崩しても、従業員の生活を守る気構えの人がほとんどだと思います。その上で、どう利益を出し成長して行けるか?ようは経営者の器の大きさです。自慢では有りませんが当社の待遇は大企業並みです。もしこの記事を読んで中小企業を練習台にする学生の方がいたら、是非経営者の能力・人格まで見抜いてください。少なくとも、大企業の採用担当者よりは社会が見えているはずです。勉強になると思います。そこ迄できる人は大企業でも中小企業でも入社して成功できる人です。(2011/02/08)

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