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第17話「TPPに参加したら公認会計士の世界も大きく塗り替えられる」

2011年2月9日(水)

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前回までのあらすじ

 沢口萌はMTCに入社した。MTC社長の団達也は、シンガポールにあるMTCラボへの赴任を命じ、原価計算システムの設計を指示した。

 萌は、達也と細谷真理のもとで、管理会計の特訓を受けていた。早朝から夜までの講義の中で、達也は萌に次々と課題を与え、萌に自分の頭で考えることを要求した。

 1週間後、達也は萌に3つの課題を与えた。それはこんな内容だった。

1.利益率の高い製品と低い製品では、どちらを優先すべきか。

2.コストを積み上げ、それに利益をのせて販売価格を決める方法は正しいか。

3.原価管理は原価を抑え込むことか

 萌は達也に課題に答えるレポートを提出した。達也はたった1週間で見違えるように成長した萌を褒めた。しかし萌のレポートには“落第点”を付けた。

日曜日の朝 真理の部屋

 日曜日の朝は、好きなだけ寝ていられる唯一の時だ。しかも、今日は朝から暖かい日差しが部屋に差し込んでいる。真理は、このままずっと布団の中にいたい気分だった。だが、無情にも携帯の着メロが鳴った。萌からの電話だった。

 「真理ちゃん」
 元気のない萌の声が聞こえてきた。

 「朝早くにごめんね。よかったら今日の夕食、付き合ってくれる?」
 「もちろん構わないけど、どうしたの?」

 「相談に乗ってもらいたいことがあって…」
 萌は悩みのわけを真理に告げた。達也から「この程度の理解では、MTCラボの経理は務まらない」と言われたことが、相当こたえているのだ。

 「団さんは萌ちゃんに辛く当たるつもりはなかったと思うな。気にすることはないんじゃない」
 真理は慰めのつもりで言った。

 「そうじゃないの。団さんに言われて、会計って、奥が深いんだって気づいたの。あれから、何度もテキストを読み直したわ。でも、団さんが何を言いたいのかさえ、分からないのよ。それで、真理ちゃんと話せば、糸口をつかめるかと思って…」
 萌は、本気で会計に取り組もうと思っているのだ。

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「第17話「TPPに参加したら公認会計士の世界も大きく塗り替えられる」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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