• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

最低10個、“自問”する

【第4回】相手の思考を変える基礎トレーニング

  • 鈴木義幸

バックナンバー

2011年3月2日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

「問いの力で人を動かすことができる」ということを、日頃からコーチングや講演の場で、みなさんにお話ししています。

 すると、こんなことを尋ねられます。

「どうすれば質問力を高められますか?」

 この答えの1つとして、前回お伝えしたように、“気づき”を与えるための質問の作り方を身につけるというものがあります。例えば、相手がやっていないことについて、“やっていて当然”という前提を設けて質問をする、といったものです。

 質問力を高める方法は他にもあります。誰に対して、どんな場面で、どんな質問ができるか、状況別に質問をリストアップする、というのも手です。

 自分で作った質問は、いつでも引き出せる道具になります。100の質問を考えておけば、100の道具を必要に応じて引き出して使えるわけです。英会話のために、例文をたくさん覚えておくのと似ているかもしれません。

 私も自分で実践したことがありますが、100ぐらいの質問を実際に作ってみると、かなり武器が補充された気分になります。部下や上司、クライアントと相対していても、相手の話に切り込むための武器がたくさんあれば、落ち着いて構えていられます。こちらの余裕の度合いが違います。

 話を積極的にする相手の場合、その話を深めたり、違う話に展開させたり、小さな気づきを与えたりと、自在に話を発展させることができます。相手がそれほど自分から先陣を切って話さない人でも、いい質問をもっていれば、相手の興味を引き出す形でアウトプットを促すことができます。

 質問力を高めるためのトレーニングはいろいろありますが、1つ言えるのは、「どれだけ効果的に質問できるかは、どれだけ“自分”に効果的な質問ができているか次第」ということです。自分への問いがうまい人は、他人への問いもうまい。

 逆に、自分に対して効果的な問いができないと、他人にも効果的な問いを発することができません。つまり、“自分への質問力”を高めることが、“他人への質問力”を高める近道になるわけです。

 もう少し詳しく説明します。

自分への問いの質を変えてみる

 まず、自分に対して質問をするとはどういうことか。

 人は、無意識のうちに、頭の中で絶えず質問を発生させています。人が何かを考えている時は、条件反射的に自問自答している場合がほとんどなのです。何もないところから思考が突然わくというより、その前にまず自分への問いかけがある。

 例えば、朝起きて着替える時。

 (今日は何を着ていこう?)
 (そうだ、午後に大事な会議がある。ちゃんとスーツを着て、勝負ネクタイをしめていこう)
 
 通勤の電車の中でも、ひっきりなしに質問が湧いています。

 (昨日ちょっと厳しいこと言ったけど、あいつ、めげてないかな?)
 (ま、昼休み、ランチにでも誘ってみるか)

 質問の部分はかなり無意識なので、なかなか自分では捉えることができません。

 無意識のうちに、肯定的で前向きな思考を生む質問も、否定的で後ろ向きな思考を生む質問もしています。

コメント2件コメント/レビュー

トヨタでは「真因追究には5つのなぜ」といいますが、「相手を理解する(受け止める)には10の質問」ですね。(2011/03/03)

オススメ情報

「鈴木義幸の人を動かす問いの力」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

トヨタでは「真因追究には5つのなぜ」といいますが、「相手を理解する(受け止める)には10の質問」ですね。(2011/03/03)

マニュアル的に自問自答するより、いろんなジャンルの本を読み、多様な個性の人と会話・議論をしていれば、おのずと身についてきますよ。こうすればこうなる(はず)、こうでなくちゃそうならない…で固まっていると、突発的事態に対応するチカラが失せますしね。(2011/03/02)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

物事の考え方やビジネスモデルが過去の延長では立ち行かなくなってきている。

渡辺 秀一 メディパルホールディングス社長