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最低10個、“自問”する

【第4回】相手の思考を変える基礎トレーニング

  • 鈴木義幸

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2011年3月2日(水)

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「問いの力で人を動かすことができる」ということを、日頃からコーチングや講演の場で、みなさんにお話ししています。

 すると、こんなことを尋ねられます。

「どうすれば質問力を高められますか?」

 この答えの1つとして、前回お伝えしたように、“気づき”を与えるための質問の作り方を身につけるというものがあります。例えば、相手がやっていないことについて、“やっていて当然”という前提を設けて質問をする、といったものです。

 質問力を高める方法は他にもあります。誰に対して、どんな場面で、どんな質問ができるか、状況別に質問をリストアップする、というのも手です。

 自分で作った質問は、いつでも引き出せる道具になります。100の質問を考えておけば、100の道具を必要に応じて引き出して使えるわけです。英会話のために、例文をたくさん覚えておくのと似ているかもしれません。

 私も自分で実践したことがありますが、100ぐらいの質問を実際に作ってみると、かなり武器が補充された気分になります。部下や上司、クライアントと相対していても、相手の話に切り込むための武器がたくさんあれば、落ち着いて構えていられます。こちらの余裕の度合いが違います。

 話を積極的にする相手の場合、その話を深めたり、違う話に展開させたり、小さな気づきを与えたりと、自在に話を発展させることができます。相手がそれほど自分から先陣を切って話さない人でも、いい質問をもっていれば、相手の興味を引き出す形でアウトプットを促すことができます。

 質問力を高めるためのトレーニングはいろいろありますが、1つ言えるのは、「どれだけ効果的に質問できるかは、どれだけ“自分”に効果的な質問ができているか次第」ということです。自分への問いがうまい人は、他人への問いもうまい。

 逆に、自分に対して効果的な問いができないと、他人にも効果的な問いを発することができません。つまり、“自分への質問力”を高めることが、“他人への質問力”を高める近道になるわけです。

 もう少し詳しく説明します。

自分への問いの質を変えてみる

 まず、自分に対して質問をするとはどういうことか。

 人は、無意識のうちに、頭の中で絶えず質問を発生させています。人が何かを考えている時は、条件反射的に自問自答している場合がほとんどなのです。何もないところから思考が突然わくというより、その前にまず自分への問いかけがある。

 例えば、朝起きて着替える時。

 (今日は何を着ていこう?)
 (そうだ、午後に大事な会議がある。ちゃんとスーツを着て、勝負ネクタイをしめていこう)
 
 通勤の電車の中でも、ひっきりなしに質問が湧いています。

 (昨日ちょっと厳しいこと言ったけど、あいつ、めげてないかな?)
 (ま、昼休み、ランチにでも誘ってみるか)

 質問の部分はかなり無意識なので、なかなか自分では捉えることができません。

 無意識のうちに、肯定的で前向きな思考を生む質問も、否定的で後ろ向きな思考を生む質問もしています。

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