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日本サッカー、アジアカップ優勝の「宴の後」

タダで選手を引き抜かれる「0円移籍」問題

2011年2月24日(木)

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 「宴の後」とはこのことなのでしょうか。

 サッカー日本代表は、アジアカップで宿敵韓国を破り、強敵オーストラリアも接戦の末に蹴散らして、アジアチャンピオンに輝きました。昨年のワールドカップ・ベスト16に続く快挙でした。

 ところが、その後日本人選手が次々とタダで海外に引っ張られています。

 「0円移籍」

 この意味は、所属していたJリーグのクラブに1銭の見返りもない移籍のことです。「クラブの経営悪化を招く」という指摘も聞こえてきます。

 この言葉が広まったのは、アジアカップの立役者の一人、香川真司選手の一件でした。ワールドカップ後、昨年7月にセレッソ大阪からドルトムント(ドイツ)に移籍した香川選手の活躍が国際マーケットでの日本人選手の評価を高め、皮肉にも、その後の日本人選手の「0円移籍」を加速させるきっかけとなりました。

 香川選手に続き、昨年12月にはガンバ大阪の家長昭博選手がRCDマジョルカ(スペイン)に、サンフレッチェ広島の槙野智章選手がFCケルン(ドイツ)に、今年1月にはガンバ大阪の安田理大選手がフィテッセ(オランダ)に立て続けに移籍しました。今月には清水スパルスの岡崎慎司選手がシュツットガルト(ドイツ)に移っています。

 すべて「0円移籍」でした。

 世界のサッカー界を襲う「市場のグローバル統合」。そのうねりに飲まれ、保有権を持つJリーグのクラブが選手移籍の対価を得られなくなっているのです。これは、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加入で始まる世界競争を、サッカー界が先取りした構図とも言えるかもしれません。

 今回は、日米スポーツビジネスの投資回収モデルの比較から、「0円移籍」の本質をあぶり出します。グローバルな動きの中で、日本のサッカー界がどのような状況に置かれているのか、考えていきましょう。

コメント1件コメント/レビュー

最近問題になってきているようなので、気になっていましたが、この記事を読んでもまだよく問題がどこにあるのかがわかりません。つまり例えば結論として、Jリーグの選手は海外指向が強いでしょうから、これからも”0円移籍”が発生することは避けられず、それを前提にして各チーム運営をしていかなければいけないのか、それとも協会と一緒に新たな、そして公平な仕組みをつくっていかなければいけないのか?どちらなのでしょうか??いずれにせよ世界スタンダードはあちらですから日本だけで解決できる問題ではないかもしれませんが。折りしも川渕名誉会長が日本は草刈り場になってもよい、という主旨の発言もありましたし、それについても筆者のお考えを聞きたかったですね。(2011/02/24)

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「日本サッカー、アジアカップ優勝の「宴の後」」の著者

鈴木 友也

鈴木 友也(すずき・ともや)

トランスインサイト代表

ニューヨークに拠点を置くスポーツマーケティング会社、「トランスインサイト」代表。一橋大学法学部卒、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)出身。スポーツ経営学修士。中央大学非常勤講師

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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最近問題になってきているようなので、気になっていましたが、この記事を読んでもまだよく問題がどこにあるのかがわかりません。つまり例えば結論として、Jリーグの選手は海外指向が強いでしょうから、これからも”0円移籍”が発生することは避けられず、それを前提にして各チーム運営をしていかなければいけないのか、それとも協会と一緒に新たな、そして公平な仕組みをつくっていかなければいけないのか?どちらなのでしょうか??いずれにせよ世界スタンダードはあちらですから日本だけで解決できる問題ではないかもしれませんが。折りしも川渕名誉会長が日本は草刈り場になってもよい、という主旨の発言もありましたし、それについても筆者のお考えを聞きたかったですね。(2011/02/24)

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