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ジョーク入門――英語が下手でも人気者になれる

ネイティブに一度ウケたら、病みつきに

2011年3月11日(金)

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 英米人から「あなたはfunnyだ」と言われたら、これは最高の誉め言葉だと思ってください。ネイティブとの人間関係がスムーズになり、友達もたくさんできます。これは銅メダル英語で十分にできます。今日はその方策を語ります。

ジョークは準備をしておけば簡単にできる

 我々が英米人だとして、友人を人に紹介することになったとしましょう。

 「彼ってどんな人?」と聞かれたとします。
人に紹介するくらいですから、「親切(nice)で賢い(smart)人だ」くらいは言うはずです。

 日本人同士でも人を紹介する際に、「良い人だよ」と言います。ただし、こう聞いたからといって、聞き手は、まだ見ぬ人に多くは期待しないでしょう。こうした誉め言葉は礼儀みたいなものだからです。

 これに対してfunnyは本音です。その人がfunnyでなければ、そう評価しなくていいからです。聞き手はこれから会う人がリラックスできて話しやすいタイプだと想像します。日本人同士だったらfunnyであってもまじめであっても、評価に差はありません。ですが、欧米では重要な誉め言葉です。特にアメリカ人はfunnyにしようと心がけます。

 外国人が多い職場で働く方や海外に駐在する方にとってfunnyであることは必須条件のようなものです。funnyであれば、友人がたくさんできます。funnyであるためにはジョークを言えばいいわけです。前回 紹介した「ユーモア」は日本人には難しいですが、小話や駄洒落といったジョークは日本人にも馴染みが深いので、簡単に身につけることができます。

 これからそのための方策をお話します。最大のポイントは、「準備が可能だ」ということです。ジョークは自分から言うものです。相手から聞かれたことに答えるのと違って、こちらが能動的に仕掛けられる。うまくいきそうもない、と思ったら黙っていていいわけです。

 もちろん、ジョークには
(1)自分の好きなタイミングでできるもの
(2)機会をうかがわないとできないもの
 があります。ジョーク初心者の方はタイミングまで自分で選択できるものから挑戦しましょう。

小話で場を盛り上げる

 簡単な準備をすれば楽しい小話がいつでもできます。ジョーク初心者にはここが最も楽な入り口です。

 大統領や企業のトップ、大学教授もスピーチを小話から始めます。テレビ番組にお笑い芸人が出てくるだけで、「おかしなことを言わないかな?」と期待するでしょう。人々はスピーチの冒頭に同じような期待をします。

 来日したある米国企業の社長は実際にジョークで話を始めました。

 私は健康管理の一環として医者からもらった薬を日々正しい量、正しい時間に飲むようにしています。ただ、仕事が忙しいせいか疲れ気味で、忘れやすくなっています。昨日の夜も妻にこう言われてしまいました。
「アナタ! ねえ、アナタ起きてったら。睡眠薬を飲む時間よ。」

 日本では軽口をたたいて辞任に追い込まれた法務大臣がいました。「法相とはいいですね。2つのコメントを覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と。これはいい文句ですよ(後略)」と言ったのがジョークとは受け取られなかったのでしょう。英米ならば笑ってすまされたかもしれません。

 ジョークを放つのは、何も講演会のような席だけではありません。友人と1対1の時でも問題ありません。相手は喜んで聞いてくれます。外資系の会社では面白いジョークを見つけると皆がお互いのメール・アドレスに送り合って回覧します。

 最近ぼくに送られてきたジョークを2つ紹介します。

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「英語は道具:銅メダル英語を目指せ」のバックナンバー

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「ジョーク入門――英語が下手でも人気者になれる」の著者

林 則行

林 則行(はやし・のりゆき)

投資家

投資家。全く英語が話せないのに資産運用のノウハウ修得のため渡米、コロンビア大学MBAにぎりぎり合格。仕事力と日本人の強みを生かすことで、社内最低の英語力ながら海外運用機関で株式運用部長。現在独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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