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中国、残念なネット世論の現実

1人のブロガーが、いたたまれない気持ちで意見を発表した

  • 神代 亜門

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2011年3月23日(水)

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 2011年3月11日の14時46分に三陸沖を震源とする東日本巨大地震が発生した。当初の速報値でマグニチュード(M)7.9とされていた地震の規模は、13日にM9.0と修正された。

 この結果、東日本大震災は1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災のM7.9、1964年(昭和39年)6月16日に発生した新潟地震のM7.5、1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神淡路大震災のM7.3を上回る日本の観測史上最大の地震となった。ちなみに、2008年5月12日に中国四川省で発生して甚大な被害をもたらした「四川大地震(中国名:汶川地震)」はM7.9であった。

自分をだめにしてはならない

 その東日本大震災が発生した当日の11日、中国湖南省のネット・フォーラム「華声論壇」に次のような意見が掲載された。

【1】中国最大の検索サイト「百度」で《熱烈祝賀日本地震(日本の地震を熱烈に祝賀する)》という言葉を検索すると、そのヒット数は251万件に達する。《祝賀》を《慶賀》に替えるとヒット数は68万件になり、《熱烈》を取り外すと848万件となる。

【2】我々が日本を嫌うことは構わないが、この様な方式で自分をだめにしてはならない。これは我々が間違いなく日本に及ばないことを示しているだけだ。

【3】四川大地震が発生した当日、日本では参議院で「道路整備費財源特例法改正案」が否決されるという重大ニュースがあったにもかかわらず、日本のメディアは四川大地震をトップニュースとして伝え、被災地の状況を案じたと全国紙「環球時報」は報じた。

【4】日本の世論は四川大地震に同情を寄せ、迅速に人命救助活動を行うべきだと言う意見が大多数を占め、救助活動に反対するような発想があるとすれば、それは日本人の恥辱だとした。また、当時、日本のYahooの掲示板に書き込まれたネットユーザーの大部分は四川大地震への同情と関心に溢れていた。

【5】四川大地震の発生直後に、日本は最初に国際的にも名高い地震救援隊の派遣を申し出て、十分に準備を整え、中国政府が受諾すると速やかに救援隊を派遣した。

 翌12日には、上記の意見を読んだと思われる“乗星行”というブロガーが自身のブログに賛意を表明する意見を書き込んだ。その全文を意訳すると下記の通りである。

*  *  *  *  *  *  *

 検索サイト「百度(Baidu)」の《熱烈祝賀日本地震》の検索結果は251万件のヒット、これを《慶賀》に替えると68万件、《熱烈》を取り外すと848万件のヒット。日本語のGoogleで《熱烈祝賀汶川地震》(《汶川地震》=四川大地震)という日本語が何件ヒットするか検索してみてほしい。

 我々は大国家の小国民で、日本との間には大きな格差が存在する。この格差の縮小は非常に難しく、表面的な経済発展だけで変えられるものではない。実際に我々は心が小さい。人間の生命は憎しみを超越したものであるはずだ。もしそうでないというなら、それは人間性がねじ曲がっていると言わざるを得ない。

コメント28件コメント/レビュー

「筆者のメッセージ性を抑えた紹介記事」、として好感を持って読ませてもらいました。NBOはまさに百家争鳴、当たり外れはさておき興味深い記事が多くて楽しいです。(2011/03/25)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「筆者のメッセージ性を抑えた紹介記事」、として好感を持って読ませてもらいました。NBOはまさに百家争鳴、当たり外れはさておき興味深い記事が多くて楽しいです。(2011/03/25)

反日教育の効果が薄れるまでそれなりに時間がかかるでしょう。鳩山政権や現政権はこの時間軸を考えていないのが問題でしょう。(2011/03/24)

昨日のコメントの被害額を修正します。20兆円と言いましたが、東京都金町浄水場で基準値以上の放射性物質が検出されました。(ちなみに2010年当時の基準値の20倍です)関東への飲料水および農業用水にも及ぶでしょう(工業用水も?)そして福島市では毎日6000マイクロシーベルト(原子力安全保安院への緊急通報レベル)の放射線が検出されています。県の農業はもとより、県全体の県外避難もいずれ検討されるでしょう。これらのコストを考えたら、20兆円のさらに倍、40兆円(国家予算の半分)までなるのでは。もう中国ODA援助どころの話では無いと思います。(2011/03/24)

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