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開幕をめぐるドタバタ劇を検証する

米スポーツも揺れた「中断か、続行か」

2011年3月24日(木)

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 東日本を襲った地震の一報を受けて以来、日本のことが気になって仕事が手につきません。オフィスの同じフロアの隣人からは、顔を合わせるたびに「今回のことで、本当に心を痛めている」「日本の友人として、一日も早い復興を願っている」といった言葉をかけられます。アメリカという異国で今回の大震災を経験した日本人として、多くのアメリカ人が日本のことを友人として、心配してくれている事実をお伝えしたいと思います。また、彼らの想いが被災地の方々にも届くことを心より願っています。

 今回は、米国のスポーツ組織が、有事に際して下してきた意思決定を振り返って検証します。それが、日本のスポーツ界が、東日本大震災の復興支援に力を発揮するための手助けになれば、という思いで筆を進めました。

シーズン開幕で足並みが乱れるプロ野球

 日本で「二大プロスポーツ」といえる野球とサッカーの、震災後の対応が注目されています。シーズン開幕直後に震災に襲われたJリーグは、早々に3月中の公式戦の中止を決定し、3月22日に開催されたJ1・J2臨時合同実行委員会で、4月23日からシーズンを再開することを決めました。

 一方、シーズン開幕直前だったプロ野球界では、開幕のタイミングについてセ・パ両リーグで対応が分かれる形となり、物議を醸しています。震災によって本拠地「クリネックススタジアム宮城」が被害を受けた楽天ゴールデンイーグルスの所属するパ・リーグは、3月25日に予定されていたシーズン開幕を4月12日に延期することを決めました。これに対し、球団の受けた被害がパ・リーグに比べて少なかったセ・リーグは、当初の予定通り3月25日の開幕を主張していましたが、文部科学省からナイター自粛などの要請を受け、結果的に3月29日に開幕を延期することになりました。

 また、日本プロ野球選手会は、こうしたセ・パの分離開催の動きを受けて協議に入りました。その結果、「選手全体として、同時に開幕すべきという意見が大多数だった」として、日本野球機構(NPB)に対し、4月12日のセ・パ同時開幕を改めて求めていく立場を表明しています。サッカー界に比べると、野球界の足並みが乱れている印象は否めません。

コメント13

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「開幕をめぐるドタバタ劇を検証する」の著者

鈴木 友也

鈴木 友也(すずき・ともや)

トランスインサイト代表

ニューヨークに拠点を置くスポーツマーケティング会社、「トランスインサイト」代表。一橋大学法学部卒、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)出身。スポーツ経営学修士。中央大学非常勤講師

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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松﨑 曉 良品計画社長