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支援の気持ち、持ち続けてくれますか

震災経験者だから分かる「気持ち」と「効果的な活動」

2011年3月27日(日)

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 行方不明者の捜索活動が続く一方で、被災者の仮設住宅の建設も始まった。懸命な復旧活動により道路や空港、港の利用も再開されつつある。物流網が整えば、支援物資や燃料の供給にも弾みがつく。日本全国、いや世界中から集まる力を合わせて、未曾有の大災害が残した爪あとの修復が始まろうとしている。

 町を歩けば、あちらこちらに募金箱を抱えた人が立っているし、ボランティアスタッフとして現地に向かう人も多い。そして世界各国でもチャリティー活動が行われている。インターネットを通じた情報の提供、拡散といった支援も充実してきた。

 被災地へ向けて多くの支援がなされる中で、かつて被災を経験した者だからこそできる支援の輪も広がっている。

「できますゼッケン」で円滑なコミュニケーション

 「手話できます」「ENGLISHできます」「介護できます」「ベビーシッターできます」――。

 胸と背中に大きく記された言葉によって、「自分ができること」を周囲に知らせることができる。これは博報堂と「デザイン都市・神戸」推進会議(神戸市のデザイン都市推進室)が作った「できますゼッケン」だ。

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 ボランティアに向かう人は、PDFデータをダウンロードし、A4の紙に印刷して背中にガムテープなどで張れば、ゼッケンになる。

 医療・介護や言語、大工などの専門技能や生活支援といった分類で色分けし、ボランティアスタッフがそれぞれ「自分にできること」を書く。ボランティアや被災した人の中で、「自分にできること」を表明するために使うゼッケンだ。避難所などで困っている人がいれば、このゼッケンを見ると助けを求めやすい。

 阪神・淡路大震災の避難所では、ボランティアスタッフと被災者の間で、コミュニケーションがうまく取れないケースが目立った。「何かをしたい」という強い思いを抱いて参加した若者が、うまく役に立てなかったり、被災者がスタッフに手助けを求めにくいという声なき声があった。

 こういったコミュニケーションロスを減らし、より円滑なものに変えようと作られたのが、できますゼッケンだ。これを活用すれば、ボランティアスタッフだけでなく、被災者の中でも体を動かせる人も役立てる。

 「ボランティアスタッフとして駆けつける人も、まずは自分に何ができるのかを考えるべき。書くだけで、自分の気持ちも切り替わる。被災者に役立つ機会が増えるはず」と、デザイン都市推進室の本田亙さんは語る。

フェリシモ、震災経験企業ならではの支援

 震災を経験した企業も動く。神戸に本社を置く通信販売企業「フェリシモ」がその1つだ。同社は阪神・淡路大震災の翌月に大阪から神戸へ本社を移転する計画だった。震災の影響で、それが半年近く後にずれ込んだ。神戸を本拠地として、復興を間近でずっと見てきたのである。

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 フェリシモは婦人服をメーンに扱うため、東日本大震災の被災者向けに衣料品を中心とした支援物資を送ることにした。震災4日後の3月15日には被災地への物流網を確保。1社単独で送っても良かったのだが、あえて周囲の企業にも声をかけた。

コメント6件コメント/レビュー

もちろんです。少なくともかつて地震で被災・復興した地域の人々は支援し続けてくれると思います。被災地には報道もされず、見放され、十分な支援を受けられない人は必ずいるという気持ちを持ちました。復興とはなにか?それはライフラインや地域の建物や道路が復旧しただけではなく、一人一人の生活が以前と同じ水準で生活できるようになることだと思います。今ある生活のありがたさを思う時被災地の方々の気持ちに寄りそう心を持って継続的に支援して行きたいですね。なくなった方を思う日があるように、毎月みんながその日を思い起こしてすこしずつ募金をしていったらいいと思います。(2011/03/29)

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「支援の気持ち、持ち続けてくれますか」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

もちろんです。少なくともかつて地震で被災・復興した地域の人々は支援し続けてくれると思います。被災地には報道もされず、見放され、十分な支援を受けられない人は必ずいるという気持ちを持ちました。復興とはなにか?それはライフラインや地域の建物や道路が復旧しただけではなく、一人一人の生活が以前と同じ水準で生活できるようになることだと思います。今ある生活のありがたさを思う時被災地の方々の気持ちに寄りそう心を持って継続的に支援して行きたいですね。なくなった方を思う日があるように、毎月みんながその日を思い起こしてすこしずつ募金をしていったらいいと思います。(2011/03/29)

今でも募金に渋い人がいます。来月になったら、春が過ぎたら、夏になったら、それでも支援し続ける気持ちが本当に必要ですね。復興には何年、何十年かもしれませんから。できる範囲でチョビチョビ何回も、とおもいました。(2011/03/28)

輪番支援よさそうですね。無理せず長く支援していけたらと思います。(2011/03/28)

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