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復興を支えられるか、床施工30年の意地

「即、強、簡」。コレを使えばセメントが生まれ変わる

  • 伊藤 暢人

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2011年4月2日(土)

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 3月25日、午後8時。埼玉県川越市のある食品工場では、10人ほどの男たちが難しい課題に立ち向かおうとしていた。この工場は、東日本大震災により、ある作業部屋の床タイルがガタガタになってしまっていた。水がたまっているところなどがあり、早急に修理しなければならない状態だった。

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地震で食品工場の床面がガタガタになり水がたまっていた

 ただし、この工場は大手スーパーの惣菜を作っている。特にこの部屋は、連日24時間稼働を強いられている。何とかやりくりをつけてこの部屋での作業を取りやめ、工事の時間を確保した。それでも、この翌日の朝4時までに、床の上に人が立って仕事ができるようにしてほしい、というのが、依頼主である食品工場からの条件だった。

 この工事を引き受けたのは、東京・世田谷にある床施行業者「エイケン」だ。協力業者の面々と乗り込んできた。古いタイルを取り除き、わきだした水などを除去できたのが、午後8時。あと8時間でセメントを固め、その上で通常業務ができるようにしなければならない。通常セメントが乾くまでには7日かかる。一般的に使用されている硬化が早いものでも1日は必要だ。ところが「この分なら5時間もあれば十分ではないか」とエイケンの蜂谷英明社長は自信を見せる。

フラットプラグを混ぜているところ
フラットプラグを混ぜたモルタル

 実は、エイケンには、蜂谷社長が約8年の歳月をかけて独自に開発したシリカ系混和剤「フラットプラグ」がある。セメントに混ぜたり、施工後のセメントの上に塗ったりすることで、セメントの硬化時間を短縮することができる。使い方はいたって簡単だ。

 その効果を、もう少しこの食品工場の現場で見てみよう。

 今回は、セメントと砂を混ぜたものに対して、10%の重量のフラットプラブを入れた。ミキサーから現場に持ってきて、深さ30~40センチのくぼみを埋めていく。ところが、入れる端からかたまり始め、横2メートル、縦4メートルほどのくぼみを埋め終わった1時間15分後には、最初に流し込んだコンクリートの表面は固まっているほどだった。


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穴の開いた防波堤にも使えませんか。東電、菅さんにも知らせたい。きっと知らないだろうから。(2011/04/04)

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穴の開いた防波堤にも使えませんか。東電、菅さんにも知らせたい。きっと知らないだろうから。(2011/04/04)

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