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ツイッターの威力、マスメディアの地力

震災で分かった新旧メディアの使い分け

  • 津山 恵子

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2011年4月5日(火)

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 東日本大震災に際し、テレビ・新聞からソーシャルメディアまで駆使して、連日、ニュース漬けの日々となった。それは私だけではないだろう。

 事実を把握し、必要な情報を探し出し、そして、家族や友人の消息を尋ね、自分にできる支援やボランティアの術を探り出したりする…。多くの人にとって、今回の震災が、マスメディアとソーシャルメディアの違いを知り、使い分けて行くきっかけになったのではないか。

ツイッターが見せた「救済の輪」

 私が地震発生を知ったのは、3月11日午前3時前(米東部時間)。すでに寝ていたが、アメリカ人の友人から、「あなたの家族は大丈夫?」というテキストメッセージが入り、その着信音で起こされた。すでに地震発生から2時間ほど経っていた。

 テレビを点け、オンラインでニュースを探したが、すぐにツイッターに釘付けになった。大きな事件事故、災害の際、ツイッターの速報性が威力を発揮する。テレビやオンラインに出てくる速報を多くのユーザーがすぐにツイートするため、さながら「マスメディアが発する速報の集合場所」になる。ほんの断片だが、被災地域、被害状況など、現場周辺の人からの「生」情報も入る。

 首都圏で電車がストップして帰宅難民が出始めたころ、つまり地震発生からわずか数時間後には、驚いたことに速報に加えて「助け合い情報」がツイッターに続々と入って来た。

 「表参道のレストランです。帰宅できない方にトイレと泊まる場所を提供します」「個人の事務所ですが、50人くらいは泊まれます。トイレもあります」

 ニューヨーク在住の友人で平和活動家(長崎市長任命の平和特派員第1号)のタナカ有美さんは、ニューヨークにいながら、こういうお役立ち情報をリツイートし続けた。

 「成蹊大学がトイレを開放しているそうです」「ヤマダ電機○○店は、携帯電話の充電器を無料で開放しています」

 彼女のツイートに助けられた東京の仲間はたくさんいるという。

 さらに、個人の消息情報を確認するにも、ツイッターが役に立った。被災地の友人や家族の無事をツイッターのつぶやきをたどりたどって、確認した友人はニューヨークにも多くいる。日経ビジネスオンラインのコラムニストでシリコンバレーの起業家、海部美知さんも成田空港で地震に遭い、ツイッターを介して、同空港内にいた友人を見つけたことをコラムで紹介している。

 ツイッターが災害時に発揮する圧倒的な強さは3つあげられる。「速報のアーカイブ」「お役立ち情報」「消息確認」。どれをとっても、トラディショナルなメディアには太刀打ちできない。ツイッターはいわば、「口コミ」がデジタルの力を借りて、世界中に飛び出したような感じだ。

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