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「いまできる」より「とうていできない」を考える

【第7回】リーダーシップが身につく“難問”活用術

  • 鈴木義幸

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2011年4月13日(水)

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 これまでのコラムでは、問いによって、「部下」を、「上司」を、そして「同僚」を、どうすれば考えさせ、動かすことができるのかについてお伝えしてきました。

 今回は、「リーダーシップと問い」について考えてみたいと思います。リーダーシップと問いは、切っても切れない関係にあります。

 リーダーシップというと、社長や部長や課長など“長”の付く役職に求められるものと考えられがちです。しかし、人が2人集まって何かしようとすれば、そこにリーダーシップの必要性が生まれるのです。

 ですので、ある意味すべての方にリーダーシップは必要だと私は思っています。長の方にも、長でない方にも、お読みいただければと思います。

「俯瞰する眼を身につけてほしい」

 ある企業で、“次世代の経営人材”と目される数人の方々をコーチさせていただいています。

 このプロジェクトは、その企業の取締役によって発起されたものです。私は以前、取締役ご自身のコーチングをしたことがあります。当時から「自分の次を担う人材を早急に育てたい」という強い思いを抱いている方でした。

 そんな取締役に、私は単刀直入に尋ねてみました。「次の経営を担う人に何を身につけてほしいですか」。

 すると、こんな返事をいただきました。「自分の事業だけでなく、会社全体を俯瞰するような視点です」。

 取締役は、「会社全体を俯瞰することこそが、リーダーに求められている大切な要件である」と考えているわけです。

 ところで、「リーダーの条件」と冠した本は、巷にたくさんあります。

『チェンジ・リーダーの条件』
(ピーター・ドラッカー著、ダイヤモンド社)
 
『グローバルリーダーの条件』
(大前研一・船川淳志著、PHP研究所)
 
『フューチャーリーダーの条件』
(新将命著、たちばな出版)

 例えばこれらの本は、リーダーに何が必要かを説明しています。「リーダーは常に変革を推進しなければならない」「リーダーはグローバルな視座を持ち続けなければならない」「リーダーは未来を予測しなければいけない」というように。

 もちろん、それぞれの本には、著者ごとの研究や観察の成果が盛り込まれています。一方で、どの本にも必ずと言っていいほど、1つの共通認識があります。つまりは、「リーダーはどのような“視点”を持つべきか」を説いているのです。

 どんな視点から対象を見るかによって、人の行動の選択は変わります。リーダーがどこに着眼するかで、リーダー自身の振る舞い、そして組織全体の働きさえもが変わっていきます。

 ですから、リーダーシップ論を説く方のほとんどが、「どの点から視るか」をリーダーが意識すべき大変重要な軸としているのだと思います。

 論者によっては、「視点など関係ない、リーダーはとにかく行動あるのみだ!」と喝破するような言い方をする場合もあります。しかし、どのような視点をもつかによって行動のしかたは変わるものです。やはりリーダーはやみくもに行動するのではなく、リーダーとしての視点を意識的にもつ必要があるのだと思います。

 では、「リーダーとしての視点をもつ」とはどういうことなのか。

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