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環境変化による“ドツボ病”の内面支援を!

「五月病だね」と片づける前にできること

  • 鈴木義幸

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2011年5月11日(水)

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 仕事をしていると、ほぼ誰もが「トランジション」というものを経験します。「ある場所や立場から、別の場所や立場へ移る」ことですね。部署の異動、昇進、子会社への出向、そして海外駐在など。

 この春にトランジションを経験されたばかりという方も多いでしょう。

 でも、すんなり新しい環境や立場になじむことができる人がいる一方で、なかなか新天地に適応できずに悩んでいる(悩んでいそうに見える)人もいることと思います。そこで今回は、トランジション直後の人びとに「問い」を投げかけることの効果について、お話ししたいと思います。

「いざ新天地」で、3つにわかれるパフォーマンス

 トランジションするということは、その日を境にして「かつての環境」と「新しい環境」が存在することになるわけです。人がそれまでの環境から新たな環境に移るとき、パフォーマンスという観点では、おおむね次の3つのパターンが見られます。

 (A)環境の変化をもろともせずいきなり力を発揮する「即応タイプ」
 (B)最初は苦労の連続だけれど、だんだんと環境に慣れ、徐々に力を発揮する「適応タイプ」
 (C)力を発揮することなく、停滞してしまう「沈降タイプ」

 誰しも新しい環境の下で、思い切り力を発揮したいと思うでしょう。ですが、いきなりそれを実現できる「即応タイプ」は、ほんの一握りの人に過ぎません。

 では、その一握りになるためには何が必要でしょうか?

 私どもの会社のエグゼクティブコーチングを受けてくださった、ある企業の専務に、先日、インタビューをする機会がありました。実際、コーチングがどのくらい機能したかを専務から直接聞くために、お電話をさしあげました。

 お話の中で、彼は「自分のことを省みること」について触れていました。

 コーチングがスタートした時、彼は大きなトランジションの最中にいました。以前は子会社の社長、つまり組織のトップとして辣腕を振るっていたのが、親会社に戻り“ナンバー2”になったのです。

 お山の大将を10年経験した後、久しぶりに意識する上司という存在。もちろん、子会社にいた頃も親会社に報告をしたり指示を仰いだりはしていたのですが、やはり職場の“すぐそこ”に上司がいると違うようです。

 親会社の専務という新しい役職に就いて1カ月、様々な言葉が彼の頭の中に去来するようになりました。

(なんでこの社長は、こんなに細かいんだ)
(もっと俺に任せてくれればいいじゃないか)
(ああしろこうしろと、つべこべ言わないでほしい)

 このような思いは、どうしても態度や行動に現れてしまうものです。専務と社長の間には、お互いを敬遠するような雰囲気が漂い始めました。

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