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夏消費の主役に躍り出る「扇風機」

ネットから垣間見る日本人の消費変化

2011年6月7日(火)

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 それを示すデータがある。震災によって個人間取引がどのように活発化したのかを、オークションサイトの動きで見てみた。下のグラフは国内主要オークションサイトのデータを収集し、相場や統計、価格比較を可能にするオークファンの調査結果だ。

 同グラフはヤフーが運営する「Yahoo!オークション」、楽天が運営する「楽天オークション」、ディー・エヌ・エーが運営する「モバオク」の3つのデータをベースに、3月の落札数において先月比で異常値を記録した商品のランキングだ。

 1位はガイガーカウンター(放射線量計測器)。2月には20個の落札数だったが、3月には1136個、4月には3382個と急拡大している。この勢いは5月に入っても収まる気配はなく、3360個のガイガーカウンターが落札されている。依然として収束に向かわない福島第一原発に対し、個人から自治体、業者まで放射線量計測の需要が広がっているようだ。

 一方、停電・節電対策で落札数が急増したのが2位にランクインした「電気を使わずに灯せるランタン」だ。3月、4月にかけて落札数が拡大したものの、5月には失速した。震災後、首都圏を中心に実施された計画停電の長期化が避けられたほか、夏場の電力供給に対してめどがついたのが理由だろう。ただ、それでも2月の落札数と比べると5月は685%。備えのための消費は根強い。

 これと同様の動きは4位の「ミネラルウォーター」「乾電池」でも同様に見られ、いずれも3月、4月に盛り上がった勢いが5月には失速へと向かっている。

落札個数は2月の3832%

 これに対し、まったく逆の動きを見せているのが3位にランクインした「扇風機」。2月から5月にかけじわじわと落札数が増加している。この現象は間違いなく夏場の節電対策の影響だろう。5月の落札個数は2月に比べて3832%と、驚異的な広がりを見せている。

 今回の震災では、ツイッターやフェイスブック、ミクシィといったソーシャルメディアが情報共有に寄与し、注目を集めたのは周知の事実。今回を機にソーシャルメディアを使い始めた消費者も多い。

 EC(電子商取引)は着実に広がり、ブログやツイッターを介したクチコミの発信も今後さらに根付くのは間違いない。企業はこうしたネット上で分析可能なツールもまた使いこなしながら、消費者の嗜好性や関心の変化をとらえていく必要がある。

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「夏消費の主役に躍り出る「扇風機」」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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