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第33話「あれは私の発明なんだ。だからダンの会社の特許にはならない」

2011年6月8日(水)

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前回までのあらすじ

 MTCの主力製品である「K01」は自動車メーカーからひっぱりだこで、大量の受注残を抱えていた。

 リンダはタイにあるソムチャイの工場を訪ねた。ソムチャイは、MTCラボの団達也との契約上、工場にある生産ロボットを見せることはできないと言った。

 その言葉を聞いたリンダは、達也が特許権を侵していると言った。

バンコク タイ料理レストラン

 夕方になると夕立のような大雨が降り始めた。その店はジ・オリエンタルホテルからさほど離れていない場所にあった。だが、雨の降る日にタクシーに乗ろうものなら、大変なことになってしまう。タクシーは1ミリも前に進まないのだ。故障したのではないかと思ったのはアンディーだけではなかった。三沢も、リンダもこの「トラフィック ジャム」には閉口した。

 「信号機を警察が操作しているのよ」

 日本のように交通量を自動計算して、信号をコンピューター制御していないため、信号と信号との同期がとれていないのだ。

 (ボトルネックの前に在庫がたまるのよね)

 学生時代に勉強した制約理論を思い出し、リンダは苦笑した。

 歩けばものの20分で行ける距離なのに、なんと1時間もかかってしまった。
 レストランは公園のような敷地の中に建てられていた。タクシーを降りて中に入ると、民族衣装を着た体の大きい男が現れた。

 「お待ちしておりました」
 といって、その男は3人を奥の席に案内した。そこには、ソムチャイが笑顔で待っていた。

 「待たせたわね」

 リンダは、珍しくソムチャイに気を使った。
 「30分程度の遅れは、この国では遅れとは言わないよ。マイペンライ」

 マイペンライとは、タイ語で気にしないとか、気楽にいこうといった意味で、タイの人たちがよく使う言葉だ。

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「第33話「あれは私の発明なんだ。だからダンの会社の特許にはならない」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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