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「前提」と「仮定」を疑ってみる

<集中講座その4>PAC思考・応用編

2011年7月28日(木)

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論理的に考えるには、主張の正しさのチェックが欠かせない。「結論」の背景にある「仮定」と「前提」の妥当性を検証しよう。過去の経験や思い込みによる論理上の誤りが隠れている可能性がある。

 前回の<集中講座その3>では、主張の妥当性を論理的に分析するのに使う「PAC思考」を紹介した。今回はその応用編だ。まず、簡単におさらいをしてみよう。

 論理的主張では、前提・事実(Premise)から結論(Conclusion)を導く。そして両者は仮定(Assumption)で結びついている、と考えるのがPAC思考だ。

 例えば「最近の男性は女性を口説かなくなったため、結婚できない男性が増えた」という主張をP、A、Cの要素で分析してみよう。

P:最近の男性は女性を口説かなくなった

C:結婚できない男性が増えた

 そして、このP(前提・事実)とC(結論)の間には、

A:男性が結婚できないことに、他の理由は存在しない→女性を口説かないことが唯一の理由だというA(仮定)が隠れている。

 この主張に反駁するには、A(仮定)を攻撃する材料を探せばいい。「生活するのが精いっぱいで結婚できない人が多い」ならば、この主張は成立しにくくなる。逆に、この主張を補強するには、「女性を口説く男性は、結婚する確率が高い」といったデータが必要になる。

 世の中には、主張が単純で、こちらでかなりの要素を補わなければ、PACの構造が見えないケースも多い。例えば「靴を磨けば成功者になれる」という主張を見てみよう。

C:靴を磨けば成功者になれるという主張の背後には、恐らく、

P:道具を大事にするイチロー選手は野球選手として成功した

A:イチロー選手の成功体験は、誰にでも当てはまる
といった前提と仮定があるのだろう(そもそも、このPACの流れがロジカルかどうかは、皆さんの判断にお任せするが…)。

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「「前提」と「仮定」を疑ってみる」の著者

斎藤 広達

斎藤 広達(さいとう・こうたつ)

事業再生コンサルタント/理論社社長

1968年生まれ。シカゴ大学経営大学院修士(MBA)取得後、ボストン・コンサルティング・グループ、シティバンク、ローランドベルガーなどを経て独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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