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任せて失敗、指示して失敗、どうすれば?

[第1回]企画を量産する「第3の道」にたどり着くまで

  • 山本 真司

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2011年7月26日(火)

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 筆者は、留学を挟んで、7年半の銀行員生活でデリバティブ、資産運用のファンドマネジャーなどの、「一匹狼」の仕事を経験した。そしてその後に、一念発起し、外資系経営コンサルティング業界に転身した。

 私が転職活動を行った1989年は、バブルの最後の輝きの真っ最中。金融機関の給料も高く、外資系コンサルティング業界に転職したところで、金銭的なメリットは大きくないような時代だった。

「企画」を作る面白さに目覚めてしまった

 ただ、自分が、イケイケドンドンだった金融業界のひとつの分野のスペシャリストとしての人生を歩み始めていることに、漠然たる違和感を感じての転職だった。まだ、20代後半の私にとっては、まだまだ、世の中勉強したいこと、経験したいことが山のようにあった。

 早々と、自分をスペシャリストと見なすのにどうしても抵抗があった。そこで選んだのが、自分に全く経験も知見もなかった経営コンサルティング業界であった。(MBAも持っていたが、私は、銀行の要請もあってデリバティブ、ファイナンスの勉強をしただけであった。いわゆる経営について勉強する機会はほとんだなかった特殊なMBA経験であった)

 当初は、新しいことを学ぶことだけを目的に数年、違う水を飲んでみようと思ってした転職であったが、その後、20年以上にわたって経営コンサルティング業界から足抜けができないまま、今に至っている。

 その理由は、「企画」を作ることの面白さに目覚めてしまったことにある。クライアントの重要な経営課題に、経営者、経営幹部、企画スタッフが頭を悩ませた末に、ご相談いただくのが、我々コンサルティング会社である。そもそも、持ち込まれる課題が重い。そして難しい。一筋縄の解答も、教科書通りの解決策も役に立たない。

 我々経営コンサルタントは、ルーチンの仕事に逃げることもできず、「企画」の仕事だけで飯を食う。ということは、失敗は許されない。そういうプレッシャーの中で、クライアントがひざを叩き、「目からウロコが落ちる」ような「凄い」企画を生み出し続けることが宿命付けられた。

「史上最強の兵士」から「史上最悪の指揮官」へ

 転職当初、私は、猛烈に自分のスキル磨きのために寝食を忘れて、猛勉強をした。その結果、平のコンサルタントからマネジャーへ最速昇進もささやかれていた。

 しかし、結果として、私は同期で一番最後にマネジャーに昇進した。平のコンサルタントとしての規定年数ギリギリでの昇進。首の皮一枚で、業界を去らなくて済んだ、というのが、私の昇進タイミングであった。

 なぜか――。

 全く、他人のマネジメントができないのである。自分1人で企画を作るのは得意だった。一時期、先輩のパートナーから、「史上最強の戦士」というありがたいお褒めの言葉もいただいた。しかし、その次に、出てきた言葉は、「史上最悪の指揮官」という厳しい評価であった。

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