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「ピント外れな部下」こそ力になる

[第2回]仮説を進化させるミーティング術

  • 山本 真司

バックナンバー

2011年8月2日(火)

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 とにかく、部下のマネジメントができない。それが、筆者30代時点の猛烈な苦しみだった。それは、いまでもトラウマとなって、時に、私を苦しめる。しかし、乗り越えた。

 それは、思想を変えたとか、生き方を変えたといった美しい話で実現したわけではない。あくまで、私がマネジャーとして、どう行動したときに、どう部下は行動するかという反応の経験則を、再現可能な形で技として1つずつ積み上げていった結果である。

40の小技の根幹となる「重要技」

 数えてみると、そうした「小技」は、40にもなった。こういう小技は、私が、その後、組織のリーダーとして仕事をするときに、悩めるマネジャーに口伝えで少しずつ伝えていったものでもある。今年の4月に、私の頭に染み付いた40の小技とその体系たる「仕組み」を『35歳からの「脱・頑張り」仕事術』(PHPビジネス新書)として世に問うた。幸いにして、多くの方々から支持をいただき、著者冥利を味わっている。

 本稿では、この40の小技の根幹となる「重要技」を紹介したい。いわば、「山本流『仕組み』仕事術」入門である。

 その目指すところは、

[1] すごい企画を量産するという、チームの高いアウトプット目標を持ち続け、
[2] その創造は、部下に自分の仕事へのオーナーシップを十二分に発揮してもらい、部下に考えてもらい、手足を動かしてもらい、
[3] かつ、私との仕事で部下が高いモーティベーションを維持し、仕事を通じて成長してもらえるようなマネジャー術を身につけること

である。

コミュニケーションは手段である

 拙著の内容をまとめたのが、下の表である。

画像のクリックで拡大表示

 自分がチームを有効にマネージするリーダーとして心がける時の思考の仕方、仕事習慣がスタートを飾っている。これには、理由がある。

 私も、部下のマネジメントに悩んだ末、「部下とコミュニケーションする技法」も学んだ。しかし、それらを適用したところで、一向に、私の部下マネジメント力は改善しなかった。コミュニケーションは手段であるという当たり前の真理に気がつかなかったのが理由だ。

 コミュニケーションの工夫は大事だと思う。しかし、そもそものコミュニケーションのやり方を考える前に、コミュニケーションの素材であるコンテンツをリーダー、マネジャーとしてどう作っていくかというのが重要になるということに気がついた。

火事場は、大変な苦労を余儀なくされる

 前回も述べたとおり、私の当初のマネジメントは、「ウルトラ放し飼い」。良く言えば権限委譲。悪く言えば、放っておく。そして、部下の企画のアウトプットを見て、その出来が悪いと、最後に、自分でやっつけ仕事で仕上げる。アウトプット品質を確保するのが大変。

 結局は、最後の最後に火事場の馬鹿力で仕上げるが、道中、曖昧な「指示」という名の評論をするだけなので、火事場は、大変な苦労を余儀なくされる。部下は、自分の仕事へのオーナーシップを取られ、キツイ仕事でこき使われて消耗する。マネジャーである私も消耗する。何も良いことがない仕事パターン。

 それで、私は、仕事のやり方をガラっと変えた。「究極の1人プロジェクト」方式への転換であった。

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