• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

大連立に思う、合わないと思う相手と協力し合う方法

「私はあなたとは違う」と言い続けても一生一緒にはなれない

  • 武田 斉紀

バックナンバー

2011年8月22日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

震災から半年、ようやく本気モードになれた?復旧復興体制

 民主党の代表選挙まで秒読みとなった今、自民党との間で、にわかに大連立の話が持ち上がっている。その後自民党は「基本的にはあり得ない」と否定したものの、民主党代表選後まで(新党首が誰になるか以上に?)尾を引きそうだ。

 東日本大震災直後から、国民の気持ちは復旧復興に向けてすぐに一つになれたというのに、政治家だけが犬と猿のように足を引っ張り合ってきた。大連立は、一度は民主が自民に持ちかけたものの実現しなかった。菅さんの頼み方が悪かったからか。それに反発した谷垣さんも大人げなかったからか(そもそもそういうレベルの話ではないはずだが)。復旧復興を叫ぶ被災地と国民の声は届かなかった。

 ここに来てようやく国民の願いがかなうのであれば、一日も早く協力できる体制の実現を望みたい。

 だが残念ながら現時点では何も決まっているわけではなさそうだ。「大連立といっても簡単なことではない」と言う声もある。そうなのかもしれない。自民党だけでなく、民主党の内部でも反対の声がくすぶっているとの報道もある。

 私には「大連立」という言葉が独り歩きをしているように感じられてならない。被災地にとっても、大多数の国民にとっても、「大連立」は手段や方法論の一つにすぎない。我々にとっては震災からの復興と経済の回復に向けて、人智を結集して取り組んでくれさえすればそれでいいのだ。

 むしろ両方が与党に収まってしまうと、“チェック機能”が働かなくなるというデメリットも危惧される。間違いに気づかない、気づいても互いに指摘しない状態に陥ってしまう。企業でいえば、誰も反対意見を言えず、統治機能を失っている状態だ。

 二大政党がそうなってしまっては、従来の原子力行政と同じではないか。自民党も、引き継いだ民主党も原子力の「安全神話」を盲目的に信じて、今回の事故につながってしまった(真因は利害関係など、他にもあるだろうが今回は言及しない)。小政党の中には反対の声を上げていたところはあるが、与党にも国民にも届かなかった。

 最も恐れるのは、「やはり自民と民主の考え方は異なる。大連立は難しい」となって、結局何も進まなくなることだ。震災、原発事故、電力不足、円高という四重苦の中で、国民の暮らしは停滞するだけではない。相対的にどんどん後退している。

 昨日まで犬と猿だった関係を、どうすれば近づけることができるか。今日はこれをテーマにお話してみようと思う。民主と自民の協力体制作りが正念場を迎えている日本の政治にとって、今こそ必要な視点だがそれだけではない。企業で働いている私たち、あるいは普段の人間関係にも通じる視点ではないかと思う。

 「政治はビジネスや人間関係などとは別物だ」というご指摘もあるだろうが、共通点もあると思い、広い視野で取り上げてみたい。企業同士の合併においてスムーズにテイクオフ(離陸)するために大切な視点とは何か。合わない上司の下で働くうえで、何を意識すればうまくいくか。

 すべての背景には人間関係が横たわっている。

コメント4

「武田斉紀の「ブレない組織、ブレない生き方」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

現在の携帯電話は、昔の電話と比べて100倍豊かでしょう。クルマもきっとそうなります。

ジェンスン・フアン エヌビディア創設者兼CEO(最高経営責任者)