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サッカー週間に、これからのビジネスのヒントを学ぶ

2週間で7回もの代表戦を10倍?楽しむ方法

  • 武田 斉紀

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2011年8月29日(月)

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2週間で日本代表の試合が7回も見られるチャンス!

 今週と来週の2週間で、サッカーの日本代表の試合が、実に7回も見られることをご存じだろうか。

■男子:2014年ワールドカップブラジル大会に向けたアジア3次予選(4カ国の内、上位2チームがアジア最終予選へ進む)

■女子(なでしこ):2012年のロンドンオリンピック出場を懸けたアジア最終予選(6カ国から上位2チームがオリンピック出場権を獲得)

9月1日(木) 女子:vsタイ(NHK総合 16:05~)
2日(金) 男子:vs北朝鮮(日本テレビ系列、NHK-BS1 18:00~)
3日(土) 女子:vs韓国(NHK総合 19:30~)
5日(月) 女子:vsオーストラリア(NHK総合 16:05~)
6日(火) 男子:vsウズベキスタン(アウェイ、未定)
8日(木) 女子:vs北朝鮮(NHK総合 16:05~)
11日(日) 女子:vs中国(NHK-BS1 19:00~)
※印は強豪国

 画期的なのは、女子の試合がすべてテレビで生放送されることだ。2週間に7回もテレビでサッカーの日本代表の試合が見られるというのは、めったにあることではない(女子の厳しい日程がもたらした結果ではある)。サッカーファンだけでなく、日本代表ファン、先日の女子ワールドカップで優勝したなでしこに注目している方にも、楽しみな期間だ。

 だが今日私が書こうと思っているのは、サッカー談議ではない。私自身サッカーは大好きで会場で観戦もし、毎月フットサルも楽しんでいるが、サッカーを専門的に語れるほどの知識や経験は持っていない。お伝えしたいのは、日本代表の試合を、この機会に何試合かまとめて見ることがあれば、ちょっと見方を変えることで、これからの“ビジネスのヒント”を得られるかもしれない、という話だ。

 無理やりサッカーと結びつけようとしているのではない。私は他のスポーツも好きで、チーム競技も個人競技も、ジャンルの別なくさまざまなスポーツを楽しんできた。テレビ観戦も好きだ。それぞれに特徴があって面白い。何より一生懸命限界に挑戦している姿にはいつも心を打たれる。

 では特にサッカーを取り上げる理由は何か。今回代表の試合が短期間にまとめて見られることも理由の1つだが、大きな理由はそもそもサッカーというスポーツが、一般のビジネス、特にこれからの会社組織のあり方にとって参考となる点が少なくないからだ。

 理由はこのスポーツの特徴にある。主に次の3つだ。

1)11人がチームとして“つないでゴールを目指す”こと

 10人以上がチームとして“つないでゴール(得点)を目指す”競技は、ラグビーやアメリカンフットボール(アメフト)など他にもある。野球やバレーボール、バスケットボールなども形式や人数の違いはあれ、パスを直接つなぐ選手以外も、相手の邪魔をしたりおとりになりながら“つないでゴール(得点)を目指す”点では共通している。

 一般のビジネスでも、チームで“つないでゴール(得点)を目指す”仕事は多い。製造業に代表されるように、「マーケティング→商品企画、研究開発→製造→物流」などと各部門がバトンをつなぐことで、製品はようやく世に出る。業種は異なっていても、会社の入り口から出口までには多くの人が関わり、バトンをつないでいる。そして最終的に売れない(ゴールしない)限り、1円も入ってはこない。いくら途中の誰かが頑張ったと主張しても、ゴールしない限り勝てないのだ。

2)試合中(現場)にいちいち監督(上司)が指示できない

 バレーボール、バスケットボール、アメフトなどにはタイムアウトと呼ばれる作戦タイムが許されている。野球も回(イニング)の表裏の間に指示を送れるし、サインプレーでいちいち指示もできる。高校野球では、バッターは1球ごとにベンチの監督を見て指示を確認している。

 比べてサッカーは前後半45分の間のハーフタイム以外にタイムがない。監督は特定の場所からしか指示は出せないし、フィールドが広くて十分に伝えられない。始まったら最後、多くの判断と行動は選手に任されている。

3)現場の行動の選択肢は自由で、いくらでもある

 サッカーは約100m×70mのフィールド内での動きに、複雑な決まりがない。ボールが動いている時間は、エリア内でのゴールキーパー(GK)などを除いて選手が手を使ってはいけないことと、最終ラインでのオフサイドの反則以外に細かい制限がない(フットサルだとオフサイドさえない)。約7000㎡の広さを、選手は自由に動き回れる。選択肢は無限大だ。

 チーム力が拮抗している限り、1人のスーパースターがいても勝てないのもサッカーの醍醐味だ。個人の力は欠かせないが、チームの組織力がものをいう。そして自由な選択肢の中から組織力を表現するのは選手たちだ。

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