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日本の「足元」はいつから固くなった?

身近な足を考える3

2011年9月30日(金)

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 前々回前回と身近な「足」として自転車の話題に取り上げました。次にその「足」を乗せている「足場」、地面の問題を考えてみたいと思います。

ドイツの自転車専用路

 たとえばドイツでは「自転車専用路」がよく整備されています。これは、多くのケースで赤く塗られた路面で、時には車道側、また時には歩道側に指定されています。何にしろ「ココを自転車が通るように」と、誰にでも分かるように示してあるものです。

 日本でもいつの間にか、自転車が車両扱いとなって、歩道を通ってはいけない、車道を通りなさいと交通ルールが変わったようですが、さて、道路のほうはどうか、と見ると、めぼしい変化のない道も少なくない気がします。

 ちなみに、私の家の近くには、もとから幅員の狭い道路がいくつかあり、自転車の通行に苦慮することがあります。

 物流動脈のバイパスになっているのか、大型トラックもしばしば通り、紙の上だけで法律を変えたと言われても、実際には自転車が通れるような車道ではない。何というか、形骸化したものを感じます。

 「歩道は歩く人の道」として、危険な自転車は歩道から外に出そう、という発想は、高齢化社会などを背景にしているような気がします。政策の動機自体は悪くないと思います。ただ、本当に法を改正したのなら、それにふさわしい環境整備があってよかろう、と思うのですが、現実の道路環境が追いついているようには見えません。

 一方、車の運転者の立場からは、車道をフラフラする自転車くらい危なっかしいものはないのも正直なところでしょう。自転車が車両に分類されるとしても、その自転車車両を運転する人が、必ずしも自動車の運転免許を持っているとは限りません。結果、マナーという観点から見れば(仮に悪気がなかったとしても)かなり無軌道な自転車が車道を走るということにもなりかねない。

 僕など小さい頃は「危ないから自転車で車道に出たり、決してしないこと!」と親に強く言われたりした記憶もあり、正直なところ隔世の感というところでもあります。

 このあたり、中長期的な観点から、教育を含む取り組みが必須不可欠と思いますが、今回の話題の中心は「自転車」ではなく、それらも走る「道路」そのものを考えてみたいと思います。

アスファルト舗装を考える

アスファルト舗装の路面に記された自転車通路の標示

 改めて、先ほどのドイツの道路、今度は自転車抜きでよく見てみましょう。「自転車専用通路」の表面そのものに注目してみると、あることに気がつきます。それは、自転車道を示す赤い帯や、その境界を示す白い破線、自転車の形を記した白いマークなどが、アスファルト舗装された道の上に描かれているということです。

 何を当たり前のことを言うか! とまた怒られそうですが、このコラムは「常識の源流探訪」当たり前に見える表層から、その原点に遡行するのが基本的な趣旨で書いていますので、少々お付き合い下さい。

歩道側に設置された自転車通路は赤いコンクリート・タイルで舗装されていることも

 というのも、ドイツの路面は現在でも「石畳」が非常に多いのです。特に「歩道」の大半は細かく割った石を敷き詰めた石畳が多く、そんな歩道側に自転車専用通路が設けられている場合は、通路自体を赤いコンクリート・タイルで舗装してあったりします。石にペンキが塗ってあるのも見ないわけではないですが、あまり多くない気がするのは、はげやすいということなのでしょうか。

 さて、ここで考えたいのが、この「舗装」です。欧州の石畳の話は別途考えることにして、ここでは「アスファルト舗装」に焦点を当ててみます。いったいいつごろから、道路はアスファルトで覆われるようになったのでしょう。

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