• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

はびこる「ミニピラミッドおじさん」

困った上司、いませんか【書き込み募集中】

  • 小林 暢子

バックナンバー

2011年10月12日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 部下の一挙手一投足にケチをつける「ツメツメおじさん」、1つの成功事例に固執して何にでも当てはめようとする「横展開おじさん」――。

 日経BP社のIT(情報技術)総合サイトITproの人気連載「ダメな“システム屋”で終わりますか?」で、IT業界の「残念なミドル(課長・部長など中間管理職層)」について考察しているのが佐藤治夫・老博堂コンサルティング代表だ。

 この連載ではIT業界に限らず、今日のミドルが抱える課題の克服法を佐藤氏と一緒に考えていく。

(構成は小林暢子=日経情報ストラテジー副編集長)

―― いつもはIT業界の「残念なミドル」をぶった斬っていただいていますが、ほかの業界にも当てはまる部分が多いと感じています。

佐藤 治夫(さとう はるお)氏
老博堂コンサルティング 代表
1956年生まれ。79年東京工業大学理学部数学科卒業、同年野村コンピュータシステム(現野村総合研究所)入社。流通・金融などのシステム開発プロジェクトに携わる。2003年スタッフサービス・ホールディングス取締役に就任、CIO(最高情報責任者)を務める。2008年6月から現職。著書に『ダメな“システム屋”にだまされるな!』(日経BP社)など(写真:北山 宏一)

佐藤:そうですね。ITの仕事だからこそ特に目立つものもあるけど、業界共通の残念ぶりも多いんじゃないでしょうか。

―― この連載ではいくつかのタイプの残念なミドルを取り上げ、その脱却法をお聞きできればと思います。まず初回は「マンネリ化した仕事に甘んじて新しいことに取り組めないミドル」。これ、自分も耳が痛いところです。違う視点で企画を出したり、仕事のやり方を見直したりしなくちゃと思ってはいても、目先の仕事に追われてなかなか取り組めません。

佐藤:人も減って忙しくなってるからね。あと、成功体験がある人はそれを横展開して、同じやり方でいろんな仕事に対処しようと考えがちになる。

―― 「横展開おじさん」ですね(「ダメな“システム屋”で終わりますか?」第20回 頭を使うことを知らない「横展開おじさん」)。

佐藤:ソフト開発事業の場合、ある顧客向けに開発したシステムを、ほかの顧客案件にも使う、すなわち横展開できると利幅が大きくなります。これはほかの業種でも同じ。例えば製造業でも、ある工場でコスト削減に成功した人が、その手法をほかの工場にも適用することは多いですよね。会社にとっても横展開のメリットは大きいんです。

 ただ問題は横展開しか発想できないということ。ほかのやり方を考えずに、過去の成功体験を何にでも当てはめようとする。本来は目的や課題に応じて対策を考えるべきなのに、まず横展開ありきになってしまうわけです。

ギャルの方が英語は通じている

―― 成功体験に固執せず、挑戦する意欲を持つには何が必要でしょうか。

佐藤:自分自身の強い意思が無い限り、マンネリは絶対、打破できません。ではどうしたらいいかというと、自分が謙虚になるような世界に身を投じてみることを勧めます。そうすると普段の仕事がいかにマンネリであるかを強く感じるようになるのです。

 課長や部長になる人というのは、組織のピラミッドの中でミニピラミッドを形成しているんですね。この中では自分が頂点に立って部下を従えているので、すべてではないにせよ自分のやりたいようにできるし、居心地がいい。そういう場所からあえて出て自分を否定するような経験が必要です。

―― 会社のポジションとは無関係な場所に行くわけですね。異業種交流会に参加するとか。

佐藤:もちろんそれでもいいのですが、1人で参加するという条件付きです。「ミニピラミッドぐるみ」では、異業種交流会に行っても、海外に出張しても意味が無い。

コメント6件コメント/レビュー

迷亭寒月さん、それはあくまでも「サラリーマンとして」であって、「社会人として」だったら脱サラ企業する方が「日本以外では」本物ですよ。(2011/10/13)

「あなたの周りの残念なミドル」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

迷亭寒月さん、それはあくまでも「サラリーマンとして」であって、「社会人として」だったら脱サラ企業する方が「日本以外では」本物ですよ。(2011/10/13)

>そこで4人で会社を辞めて起業できれば本物ですよ。 ■そうかなあ。会社を辞める以外のアプローチをするのが、サラリーマンとしては正常では。(迷亭寒月)(2011/10/12)

兵隊な若者はいくらいても足りませんが、前線指揮官であるミドル層は若者の1/10もいれば十分です。残り9割の中年など存在自体が残念で当然です。指揮官はそんなに要らないのですから。「20代で家が建ち、30代で墓が建つ」のがベストなのでしょう。過重労働で遺産を残してくれた方が、生き延びて無駄飯食いになるより家族に金を回せます。現代の平均寿命から考えるととんでもない話かもしれませんが、江戸時代までの平均寿命はせいぜい40歳でした。つまりソレが本来の姿だろうと思います。(2011/10/12)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授