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マメができてもつらくても「思い込み力」で走り続ける

第6回【ブルガリア~トルコ編】ボスポラス海峡を越え、ついにアジア大陸へ

  • 大角 理佳

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2011年10月14日(金)

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 9月に入り、ガリバーインターナショナル会長・羽鳥兼市氏たちランナー3人はブルガリアを走っていた。目ざすはトルコ、ボスポラス海峡。8月はあまりの暑さのため、ランニングの途中でシャツを脱ぎ捨てて走る日が多かった。羽鳥氏の体重は6月の出発当初から10kgも落ちている。脂肪が削ぎ落された代わりに締まった筋肉をまとい、太陽の下で黒光りする身体は、一見すると70歳のものとは思えない。

 この頃になると毎日約40kmを走り、週に一度のペースで休養を入れるサイクルができ上がってきていた。計画当初の「月に1~2度の休養」では故障のリスクが高まることがわかってきたからだ。羽鳥氏は言う。

 「最初は休みはなし、と思っていましたよ。でも目ざしているのはゴールに絶対に着くことなんです。今回、キャンピングカーに松葉杖を積んできています。それは時間とか速さではなく、『絶対に東京にゴールする』という意識なんですよ。脚が折れても、この松葉杖を使って10kmでも15kmでも毎日前に進もうと思っています。大切なのは自分の納得感。その日、できる限り努力したと自分に偽りなく言えるまで思いっきりやることが大切なんです」

 そうして毎朝、ともに走るガリバー執行役員の須釜武伸氏と、羽鳥会長の三男である彰人氏の3人は前日のゴール地点に再び立ち、その日のゴール地点に向かって、挑戦を続けている。体調は毎日変わるため、いったんは3人の距離が離れることもあるが、最後は手をつないでゴールテープを切る。そんな毎日を積み重ねている。

ブルガリアでも伝えた「挑戦の意義」

 ブルガリアに入ってすぐにテレビ取材を受けることになった羽鳥氏。この挑戦の意味を広く伝え、共感してもらうために、メディアへの露出も積極的にしていきたいと思っているところだった。この日は2本の取材が重なったが、カメラを前に語りたいことはたくさんあった。70歳でもまだまだ挑戦はできること、若い人々にも挑戦する勇気を持ってもらいたいこと、東日本大震災に心を寄せて援助してくれた世界の人々にお礼の気持ちを表したいこと……。このインタビューは、その日19時のニュース番組で、ブルガリア全国に映像が流された。

ブルガリア入国後は、いきなり2件のTV取材。夜のニュースで放映された

 この国で遭遇した大きなアクシデント。その1つめは山火事だった。走る予定だった道の両側は、前日の火事によってすっかり焼け野原となっていた。スタッフはランナーの安全を考えて走行ルートを変更することに決めた。交渉が必要だったが、高速道路を走らせてもらうことに成功した。

後方でパトカーが護衛するなか、高速道路のトンネルを行く羽鳥氏たち

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