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“40才まで英語ができなかった”私が考えた「グローバルとは“日本化”だ」

2011年10月17日(月)

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 昨年来、楽天、ユニクロをはじめとしてトレンドになった英語公用化。その後、その流れはどうなったのでしょうか。グローバル化へ向かって、成果は出ているのでしょうか?

 英語教育という観点から考えてみました。

 考えるに当たり、独自の外国語習得ノウハウを進めるロゼッタストーンの塩濱剛治社長や、長年外国語通信教育で実績を誇るアルクの教育サービス開発部高校営業チームリーダーの石川貴功氏、並びにいくつかの民間企業の方たちに、ご意見を伺い、私なりに感じた、これからのグローバル化とはどういうものかについてお話してみたいと思います。

進む企業のグローバル化対策

 間違いなく、多くの企業のグローバル対策は進んでいるようです。国際部を廃止して、全社をグローバル体制に変える、積極的に外国人社員を採用するなど。今までは、単に海外ビジネスと捉え、一部の部署がグローバル対応していたような企業が多かったようですが、さすがに瀬戸際に追い詰められて変更を余儀なくされたような感じです。

 それで、ほとんどの企業が行っている踏み絵がTOEIC。英語力は勉強!という日本の教育らしい現象です。英検の次はTOEICと、とにかく社会的な基準が大好きな国らしいといえばそうです。

 2010年には、120カ国で約600万人がTOEICを受験していますが、そのうちの178万人強の受験者が日本人。約4分の一を占めていますから、TOEIC信仰が見事なほどに現れていますね。

 また、新卒者に企業が求める点数は、平均550点ほど。最低600点ないと、難しいと言われています。しかし、その基準がどこから来ているかが甚だ分かりにくい。TOEIC・Bランク以上だとしたら730点以上ですし、また、900点を超えないと、不自由なく英語で仕事はできないと言う人もいます。

 こういうことから、TOEICに疑問を投げかける人も多い。英語力をつけるということは、間違いを間違いとして認識することではなく、英語を使うことを学ぶことだ、と。

 つまり、TOEIC=英語でコミュニケーションする力、には疑問を投げかけざるを得ないのですが、すべてを否定するつもりは全くありません。一定の基準にはなるでしょうが、リアルなビジネスに使えるかどうかは分からない、ということです。

 実際、昇進の道具になっているケースも多いですし、当の日本企業幹部が使える英語を理解しているかどうかが怪しいので、都合良く選定の基準にしているのが現状でしょう。これでは、学校のテストとそう変わりはしません。社会に出ても、受験勉強の延長ですね。

 英語公用化以来、英語学校は人気のようですが、目標がTOEICでいい点数を取ることが目的では、とてもグローバルで使えるものとは言えないでしょう。

 こうした点数主義になっている1つの理由は、高校の英語教育にもあるらしいのです。いまだに、その主流が訳読式。英文を読ませて、和訳をさせるというお馴染みのもの。答えは先生だけが持っている。何だか懐かしいくらい遠い昔のようなことなので、今でもそのやり方をしているとは驚きでした。

 既に小中学校では、オーラル教育を十分に取り入れていますから、高校の英語の授業を受けた途端に、英語に対して関心が低くなる生徒も多いとか。それでも、高校英語は受験が目的という現状があるため、教えるほうはどうしても“How to”にならざるを得ないのでしょう。

 ですから、多くの先生が現状の英語に疑問を感じつつも、この方法に頼ってしまうのも無理はありません。

 しかし、そういう目先の事情を考慮したとしても、英語は勉強ではなくコミュニケーション。これからの英語教育は、変わらなければならないときに来ているのは明白です。

どうすれば、身につけることができるのか

 では、英語をコミュニケーションとして身につけるにはどうしたらいいか。その答えが、マインドセットを変えること。

 もともと、英語という言語は自発性に富んだものだと思っています。主語を明快にし、結論を早く言う。日本語とは全く異なった構造。外国人と英語の会議を経験したことにある方ならお分かりだと思いますが、彼らは聞かれもしないのに話し始めるし、自分の主張を声高に発信します。

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「“40才まで英語ができなかった”私が考えた「グローバルとは“日本化”だ」」の著者

関橋 英作

関橋 英作(せきはし・えいさく)

マーケッター

外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当、成功に導く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師