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増長する「ツメツメおじさん」

自己満足に終わって育成せず【書き込み募集中】

  • 小林 暢子

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2011年10月17日(月)

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 佐藤治夫・老博堂コンサルティング代表は、日経BP社のIT(情報技術)総合サイトITproの人気連載「ダメな“システム屋”で終わりますか?」で、IT業界の「残念なミドル(課長・部長など中間管理職層)」について考察している。

 この連載では、IT業界に限らず、今日のミドルが抱える課題の克服法を佐藤氏と一緒に考えていく。

(構成は小林暢子=日経情報ストラテジー副編集長)

―― この連載、第1回では、読者からたくさんの書き込みをいただき、感動しております。

佐藤:よかったね。

―― アンケートの集計結果は後日まとめてご紹介するとして、書き込みの中では部下との関係に問題があるミドルが多く挙げられていたように感じました。部下の手柄を横取りするとか、トラブルの責任を押しつけるとか。

佐藤:最低だね。

―― 部下の行動チェックが厳しすぎるミドルも多いようです。「トイレに行くたびに『どこ行くんだ』と目を光らせる」なんていう例もありました。佐藤さんも、ネチネチと仕事のダメ出しをして、言葉で追い詰める「ツメツメおじさん」に悩まされた時期があったんですよね(『「ツメツメしちゃうぞ」が口癖の性悪上司』=ITpro連載を参照

佐藤 治夫(さとう はるお)氏
老博堂コンサルティング 代表
1956年生まれ。79年東京工業大学理学部数学科卒業、同年野村コンピュータシステム(現野村総合研究所)入社。流通・金融などのシステム開発プロジェクトに携わる。2003年スタッフサービス・ホールディングス取締役に就任、CIO(最高情報責任者)を務める。2008年6月から現職。著書に『ダメな“システム屋”にだまされるな!』(日経BP社)など(写真:北山 宏一)

佐藤:仕事の抜けが多い部下や後輩に対して、やるべきことをちゃんとやっているか、上司や先輩がチェックすることは必要。それをやらないと仕事が進まないからね。

 問題はそれを弱い人、自分より明らかに経験やスキルが少ない人に対して長時間ネチネチとやること。やられる方はすごく苦痛を感じているのに、その気持ちを分かろうとせず、自己満足のためにやっているわけ。

 本来はチェックすべき項目をリストにして、それをさっと確認すればいいんです。「相手に連絡を取ったか」とか「関係者の意見を聞いたか」とか一通り聞いて、漏れが無いか見ればいい。あまりにも抜けが多ければ叱ることも必要かもしれないが、根底にはその部下を「育てる」という意識がなくてはいけない。叱ることで自分を偉く見せて自己満足するのとは根本的に違うんです。

部下をチェックし続けるんだという意識

 あと、こういう人の中にはツメツメすることが自分の仕事だと思っている人が多い。未来永劫、自分が部下をチェックし続けるんだという意識になっちゃってるんです。自分がチェックしなくてもいいように仕組みを作ったり、部下に力を付けさせることこそ本来の仕事なのに。

 付き合ってる彼女のファッションや言動に細かくダメ出しして、「おれが一緒にいないとこいつはだめなんだよ」なんてニヤけている男と一緒ですよ。

 欧米の会社では管理職に着任した直後から後任者を決めるよう奨励されると聞くけど、「自分が異動した後、この部署はどうなるか」を考えることはとても大事です。日本でもできるミドルはここまで考えている人が多いと感じるね。

―― そういえばアンケートでは、異動にからむ人間関係を指摘する声もありました。気に入らない部下をどんどん外に出す上司がいるとか。

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