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カダフィの最期とグローバル・シナリオ(1)

「ノーベル平和賞」を参照点に

2011年10月26日(水)

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 リビアの実質的国家元首だった「最高指導者」カダフィ大佐ことムアンマル・アル・カダフィ氏が10月20日、出身地であるリビア北西部のシルト市内で亡くなりました。死亡の経緯についてはいまだ複数の説が流れていますが、負傷して下水管のような場所に潜伏しているところを反カダフィ勢力軍に発見され、一旦生け捕りにされた後殺害された可能性が高いとのこと。

 経緯のいずれによらず、本稿を書いている10月24日現在、現地では死後3日が経過していますが、イスラム教の戒律に従った速やかな埋葬はなされず、西部のミスラタで一般公開されたままになっている、つまり晒しものになっていると報道されています。

晒しものになっている遺体

 42年間続いたカダフィ政権の圧政に苦しんだリビア国民の間には祝賀ムードが漂い、23日には国民評議会NTCが「新生リビア」の誕生を宣言、ミスラタ市民は大挙して遺体の安置されている冷蔵室を訪れているようです。

 これらと並行してカダフィ大佐と行動をともにしていた(そして多分捕らえられたのであろう)側近の談話として、8月のトリポリ陥落後、地元のシルトで食うや食わずの状態で空き家を転々、盗んだ食料で飢えをしのぐ状態だった、といった消息も伝えられました。

 生前、派手なパフォーマンスで国際的に知られた独裁者の末路が、メディア上でいやが上にも認識させられます。窮乏生活と飢えの果てにNATO軍に発見されてミサイルを打ち込まれ、最後は身柄確保の直後に殺害されるという人生の幕切れでしたが、死してなお安らかならず、遺体は公開されたままという今現在の状況です。

思わず想起した「ノーベル平和賞」

 カダフィー殺害の第一報を耳にしたとき、瞬間的に思い出したのは、実は「ノーベル平和賞」でした。

 ヘンな事を言うと思われるかもしれません。3年前、この「常識の源流探訪」にノーベル賞の連載を書き、それをまとめた朝日新書「日本にノーベル賞が来る理由」を出版してから、毎年この時期になると「ノーベル賞関連」のコメント依頼や取材がやってくるんですね。殆どすべて断っています。「ノーベル賞評論家」か何かと勘違いされても困りますし、十分準備をしたうえアクセスしてきた2件だけ、小中学生向け新聞とラジオ一本のみお受けして、それ以外は三大紙もテレビも失礼させて頂きました。とはいえ、やはりリクエストはありますので、この「常識の源流探訪」では触れることにしているのですが・・・カダフィーの最期ときて最初に思いついたのは「今年のノーベル平和賞」でした。

 ノーベル平和賞というのはなかなかデリケートというか、やっかいな側面のあるものです。これは一昨年、現役の米国大統領として就任したばかりのバラク・オバマが受賞したことからも明らかでしょう。

 今年のノーベル平和賞はリベリアの現役女性大統領エレン・サーリーフとサーリーフ大統領選出に当たって国内の各種対立を超え、女性の大同団結を進めたリベリアの女性運動家レイマ・ボウィ、それにイエメンの女性反政府活動家タワックル・カルマンという女性3人に贈られました。

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