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大きな夢を実現するため、まずこの先のマイルストーンを目指して進む

第7回・トルコ、アジア大陸スタート編

  • 大角 理佳

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2011年10月31日(月)

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 ボスポラス大橋を渡り、いよいよアジア大陸での挑戦が始まることを実感したガリバーインターナショナル会長の羽鳥兼市氏。3男の彰人氏、執行役員の須釜氏のランナー3人、そしてサポートメンバー全員と喜びを分かち合い、晴れやかな気分でその日のゴール地点からホテルに戻った。新たな出発に向けて、これから2日間の休養をとることにしていた。

 すると、夜になって羽鳥氏が急に体調の異変を訴えた。腹痛と微熱らしい。心配していた須釜氏も、ほどなくして全く同じ症状になり、丸一日寝込んでしまった。張り詰めていた意識が達成感と2連休を前にして解放されたのかもしれない。

 「意識がすべてを左右する」、須釜氏はこのときのことをそんなふうに思い出す。

人々のストレートな歓迎ぶり

 「トルコの人たちは、日本人に対して本当にやさしくしてくれます」

 羽鳥氏は自分たちへの反応に驚き、感激している。

大荷物を背負ってイスラエルへと向かう考古学者と出会い、21kmを共に走った
30km地点でメロンをくれた女性たち。お礼にアイスクリームをプレゼント

 「キャンピングカーにはParis to Shanghaiとしか書いていなかったので、これまでは中国人かと思われていて、走っていても『ニーハオ、ニーハオ』と声を掛けられることが多かった。これは勘違いされている、ということで、途中から車にも日の丸を付けてみたら、それからは『日本人がんばれ』と言ってくれるようになりました。有り難いです。こういう感動を、若い人たちにも教えてあげたいですね」

 このルートを走っていると、志を同じくする「挑戦者」にときどき出会う。車、バイクのほか、結構多いというのが自転車での挑戦者たち。先日は自転車で世界一周するという人や、歩いて30kgもある荷物を背負ってイスラエルまで行く人たちとも出会い、互いの挑戦や、その理由を聞きながら、偶然の出会いの素晴らしさを感じ合った。

 「これからはホテルの環境も厳しいだろうと思います。これからですね。本番は。海峡を渡って、雰囲気の違いを感じます。ヨーロッパとは全然違います。特に我々は田舎を走っていますから感じますが、人は素朴でものすごくいい人たちばっかりですね。心から応援してくれますしね。日本ではありえないことばっかりですね」

 サポート隊長を務める添田氏も、沿道の温かい応援を感じている。

 「道路工事の人たちも休憩ではチャイを飲むんですね。それでこっちが峠の途中を走っているときに、オーイオーイって呼ばれて、『チャイ飲んでいけ』って言うんですよ。『今忙しいからいらないよ』って返すんだけど、それでも『絶対に飲んでいけ!』と引かないので、それで飲ませていただいたり。そのあと10キロくらい下ってきたら、また、そこの人にも『チャイ飲んでけ』と強引に飲まされました(笑)。市内でも、乗り合いバスのドライバーたちが、ドアを開けて応援してくれたりするんですよ」

 消防車が数台通りかかったときには、びっくり。いきなり大きなサイレンを鳴らして、羽鳥氏たちに手を振ってきたという。また、高校の前を通れば、学校の窓から学生たちの大声援。

 こうしたトルコの人々のストレートな歓迎を受けると、身体が限界を感じているときであっても、気持ちだけは元気になって、より前へ前へと進むことができた。

今日の一歩を行く

 ふだんは東京・丸の内の本社で働く執行役員の女性、坂井氏が合流した。フルマラソンの経験もあり、日常的に走っているという彼女が、4日間だけランナーとして挑戦者たちと同じ道を走るために休暇をとってやって来たのだ。

 4日間なら誰でもできそうにも聞こえるが、4日間連続でフルマラソンの距離を走ることを考えたらこれだけでも十分に「挑戦」だ。

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