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会議が「お客様第一主義」を形骸化させる

[11]その時間を顧客対応に振り向けるブランディング戦略を

2011年10月31日(月)

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 いよいよ、いや、やっと、政府でも「脱会議」が始まったようだ。

 首相を議長とする「新成長戦略実現会議」など18の会議を政府が廃止し、国の重要政策を議論する「国家戦略会議」に集約していくという報道があった。国家戦略会議の下に集約し、議論の効率化を図るのが狙いだという。とはいえ、首相をトップとする会議は60以上あった。まだ「脱会議」が目指す、会議の数の半減はできていない。国家戦略会議の位置づけについてもはっきりしない部分がある。

 民主党政権は政治主導を掲げて、個別の政策課題ごとに関係閣僚などで作る会議を設置してきた。その結果、特に雇用や社会保険など経済政策に関する会議が乱立する事態を招いたのだ。

 それにしても「首相をトップとする会議が60個」とは、政治がなかなか進まない理由が分かる。これでは首相が会議漬けではないか。実際に国民の生活で何が起きているのか視察したり、識者から1対1でしっかり意見を聞いたり、1人で考察する時間は取れるのだろうか。

 早急に脱会議が必要だ。

 もちろん民主制は合意で決定するものだと知っているが、国家の政策を決定する会議である。小さくテーマごとに分けても意味がない会議がたくさんあるだろう。参加者も多くなればなるほど「アリバイ」としてそこにいるだけの傍観者も増えてくる。

 政府が脱会議に真剣に取り組めば「日本がついに変わる」と、メディアなどでも取り上げられるのではないだろうか。

消費者が「騙された」と受け取る時

 企業でも「当社は脱会議経営をしております」という宣言をする企業が早く出てこないか、と私は待ち望んでいる。

 研修、講演活動で全国各地を回っていると、「脱会議のネタを披露して欲しい」と依頼されることが増えてきた。研修機関が主催する時は、「我が社のスタッフにこそ聞いてほしいネタです」と言われる。もちろん受講者にも知ってほしいが、「当社にも会議中毒者は多いですから」という事情もあるらしい。「脱会議」のブランド、知名度は少しずつアップしてきているように思う。

 さて、ブランドと言えば、「インターナルブランディング」という言葉をご存じだろうか。

 これは、消費者向けのブランディング活動「エクスターナルブランディング」と対になって使われることが多い。

 「エクスターナルブランディング」とは、すなわち宣伝広報部やマーケティング部の仕事だ。マーケティング部門が大きな投資をし、企業のブランドプロミス(ブランドが約束することを表現したメッセージ)を伝えようとするプロモーション活動そのものである。クールなビジュアルのポスター、ウィットに富んだキャッチフレーズ、好感度の高い芸能人キャラクター…。まさに我々がイメージする「ブランディング」そのものだ。

 ところがエクスターナルブランディングがうまくいかないケースがある。企業のブランドプロミスが、店舗や営業、製品を通じて正しく伝わらないと、消費者はそのギャップによって騙されたと受け取り、幻滅するからだ。

コメント8件コメント/レビュー

「脱会議」という考え方には、ある程度賛同できる。会議をするために会社に来ているとしか思えない人は、確かにいる。何事も会議をしなければ先に進まないような企業文化は、確かに問題だ。しかし・・・である。「脱会議すればいきいきとした会社になる」というような短絡思考、論理の飛躍は、全くいただけない。会議をやめたらどの会社もインターナルブランディングが向上する?そんな甘いものじゃないでしょう。(2011/11/02)

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「会議が「お客様第一主義」を形骸化させる」の著者

横山 信弘

横山 信弘(よこやま・のぶひろ)

経営コンサルタント

CSK、日立製作所を経て、現在アタックスの主席コンサルタント。営業目標予算の2倍の材料を仕込む、組織マネジメント「予材管理」が注目され、コンサルティングのみならず、セミナー講師としても人気を博す。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「脱会議」という考え方には、ある程度賛同できる。会議をするために会社に来ているとしか思えない人は、確かにいる。何事も会議をしなければ先に進まないような企業文化は、確かに問題だ。しかし・・・である。「脱会議すればいきいきとした会社になる」というような短絡思考、論理の飛躍は、全くいただけない。会議をやめたらどの会社もインターナルブランディングが向上する?そんな甘いものじゃないでしょう。(2011/11/02)

せっかくの重要な問題提起が、度重なる論理の飛躍と脱会議ファッショに傾き始めたことで台無しになってしまいました。もっと建設的かつ実践的な提案を期待していました。非常に残念です。(2011/11/01)

企業内オペレーションの優先順位を筆者は言っているのですね。今回について言えば、企業は最良の専制体制を敷くべき以外に生き残る術はないのでは?「最良」というのが難しいとは思いますが…(2011/11/01)

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