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新しいことに取り組むには考える力が必要

現場社員とIT企業の通訳を社長が務める

  • 津川 雅良

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2011年12月8日(木)

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 新しいことに取り組むには考える力が必要です。どんなに多くを覚えたとしてもそれだけでは現状を超えられません。考えることによって自然に今を変えようとする姿勢が生まれます。考えることが定着すれば人は自ずと前進し、改革は普通のことになります。

 人の上に立つものの役目は、部下に考える力をつけさせることでしょう。難題ですが、社長になってから「不満は聞かない。悩みは聞く」という姿勢を極力取ろうとしてきました。

 これはかつての上司から言われた言葉です。不満と悩みは違う、不満は自分で解決しようとしないこと、悩みは解決しようとしてうまくいかないことだと説明されました。

 不満と悩みを分けて対処するのか、2つを分けず一切耳を貸さないのか。上に立つものの姿勢が問われます。

 別の上司には「売買は対等」と教えられました。自己都合を押しつけるだけでは相手の負担が増すばかりで結局自分に跳ね返ってくるというのです。

 これまた徹底するのは難しいのですが、日々の商売で意識するようにしています。商売だけではなく、情報システムの導入においても同様です。

 システムを入れる際、開発をお願いするIT(情報技術)企業が提示してきた開発期間が短すぎると判断した時は、当方から延期を申し入れるくらいの対応が必要です。従来の情報システムが稼動していますから、多少期日が変わってもそれほど大きく困ることはないわけですから。

現場社員とSEの通訳を社長が務めた

 2007年に動かした4代目のシステムから、開発についてIT企業に委ねようとし、約2年をかけて、開発委託先を探した経緯を第9回以降、説明してきました。

 新たな販売管理システムの導入を決め、IT企業を選んだ後、最初を除いて私が直接対応するのは避け、当社の現場担当者とIT企業の現場担当者に任せました。

 一番現状を知っているのは当社の現場です。ITの最新知識を知っているのはIT企業の現場です。かつて私はSE(システムエンジニア)をしていたことがありましたがその知識は古く、今から学ぶ時間もありません。

 ただし、引き続き社長の私は次の役割を担いました。1つは当社の現場とIT企業のSEとの通訳です。問屋の現場が話す言葉とSEの言葉は相当違いますので、両方を解する私が間に入る必要がありました。

 もう1つは当社内の意見整理や調整です。システムを入れ替えるにあたり現場の意見を集めましたが、その通りにシステムを作ることはできません。意見を吟味し、整理しなければなりません。整理した結果、従来の業務フローを変えて、新しい業務フローにしたほうがよいということもありました。

 売買契約上必要であるにもかかわらず旧システムで対応していなかった点については機能を新システムに追加するようにIT企業へ依頼しました。一方、売買契約を逸脱した個人的理由や見解による要望は却下しました。

 システムを巡って現場の意見を聞いていると誤った解釈をしている者がいたり、システム導入に非協力的態度を取るものがでてきます。そうした場合、再教育と再指導を行いました。これを現場同士でこなすのは無理ですから社長命令になります。

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