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最終回:日本が抱える課題と対策を総括する

日本は「成熟」した~医・食・住の保障、分配論がカギ

2012年2月17日(金)

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 今回は、2011年9月からほぼ半年間にわたって連載して来た本コラムの最終回である。

 前回までの19回で、日本の現状と問題点、及び、これから日本の国民が少しでも豊かで安心して生活していける社会をつくり上げるためのビジョンと施策について、私が重要と考える論点を総括的に解説してきた。

・日本は経済的にも、社会的にもピークを過ぎて成熟期に入っている
・従来型の財政政策も金融政策も効かない
・成熟社会に向けて高齢化対応をすることが、社会政策としてだけではなく、経済政策としても有効である
・国民に対して医・食・住を保障するという公共財/社会インフラを整備することを国家ビジョンに掲げることが必要である
・新しいビジョン(国民全員に対する医・食・住の保障)を実現するためには、成長論を偏重している現状を改め、分配論に政策の基軸を転換する必要がある
・ベーシックインカムは社会的正義と経済的合理性にかなっており、これからの日本こそ実現すべき制度である
・日本は、高付加価値産業の社会インフラである教育に対して投資が過少である
・2011年の米欧の不調と混乱は、国家金融資本主義が目論んだ錬金術の限界を露呈している
・日本経済/財政の破綻がいよいよ迫っている。閉塞状況を打開するためには新陳代謝が避けられない
 などの論点である。

 これらの論点について、可能な限りデータで裏づけながら解説してきた。

 最終回である今回は、これまでのまとめとして、各回のタイトル(主たるテーマ)と小見出しをまとめた。全体を通して読むことで、成熟日本のアジェンダとビジョンを包括的に理解できると思う。

 日本の今の状況を確認し、これからのあるべき社会の姿と政策を考えたり、議論したりする際に、有効に活用していただけると思う。

第1回:2011.9.9

日本経済が全く成長していない3つの理由

――名目GDPはマイナス、実質GDPでも1%未満

・日本だけが全く成長していない

・経済成長方程式を見れば日本が成長できない理由が分かる

・労働人口は減少し、労働時間は短くなった

・貯蓄率の低下が示す投下資本の低迷

・産業構造の高度化がTFP(全要素生産性)を高める

・日本だけが長期低迷

第2回:2011.9.16

成長の止まった日本:財政政策も金融政策も効かない

――根本原因は人口の成熟と中産階級の崩壊

・財政政策も金融政策もやれることはやってきた

・結局効果なし、追い込まれてしまった状態

・低金利で国債消化が進む意味

・人口の成熟と需要不足がもたらす低体温体質のメカニズム

・経済成長のエンジンは中産階級である

・日本経済はデフレと経済収縮の中で落日を迎えるしかないのか

「成熟時代に突入した日本へのアジェンダ」のバックナンバー

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川野 幸夫 ヤオコー会長