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田畑打つ祭から考える「うた」の源流

初詣の源流探訪、その9

2012年2月29日(水)

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 今回のコラムがアップロードされている頃、私は福島出張に出ていると思います。

 ちょっと余談になりますが、これに先立って、RKB毎日放送のディレクター、故・木村栄文が水俣を描いたドキュメンタリー「苦海浄土」(1970年)を見てきました。木村栄文(1935-2011)は、私も極く最近その作品を知って衝撃を受けた映像人で、フランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダールより早く、ゴダールより先の仕事をした人と僕は感じました。現在木村の作品の網羅的な上映シリーズ「木村栄文レトロスペクティブ」を東京・渋谷のオーディトリウム渋谷で行っています。木村の仕事については、一度きちんと調べた上でどこかにまとまったメモを発表し、自分の仕事の大いなる参考にさせてもらおうと思っています。

 福島への出張は、来年度以降「創造的復興」というプロジェクトでの展開を準備していますが、今回は現在関西で手がけているのと同じ仕事のフィールドワークで、郡山や相馬のお祭りの基礎的な事柄を、神社や神楽の保存会、市役所、教育委員会、大学関係者などにご協力頂いただいて調べるというもので、現代的で派手な話ではありません。同時に夕方以降の時間には高校の先生など現地の方とざっくばらんにお話を伺う場も調整して頂いており、こうした関連でも、いつかこの連載で触れる事があるかと思います。

 ここで最初に記したかったのは、お正月からの「初詣」の話、概して地味と思われるかと思いますが、その土地に根付いて500年、1000年と受け継がれてきた事柄の強さや深さ、その意味を考えながら、一方では日本の日本たる根っこを考えつつ音楽を作る私の日常があり、また他方では被災地の50年、100年の復興を考える上でも、地誌の本質の鮮やかな一断面が祭りを通して見えることがありますので、そうしたつながりを押さえておきたかったのです。

 私は「話題が極端に飛ぶ」と言われる事があるのですが、それはちょっと違って、実は一つか二つの事しか出来ないのです。その一つを徹底する上で、物理も使えば史学の成果も参考にさせて頂く。今回は初詣とかお祭りの話のまとめですが、それと震災や放射能の話題を「飛ぶ」とお考え頂くと、多分僕の仕事と全く無関係になってしまって、実際には被災地の復興に祭・音楽などの側からご一緒している、完全に一連の内容であること、ちょっと付記しておきたいと思ったものであります。 上記「木村栄文レトロスペクティブ」のトークでノンフィクション作家の吉岡忍さんが「津波と原発災害を一つのものとして 見る歴史的な見方が必要」という趣旨の事を言っておられ、意を強くしました。いずれそうした事柄も、現地でのフィールドワークを経て、暫らく先になると思いますが、いつかご報告できると思います。

百人一首「管家」の現場から

 前々回、日本の「うた」は合いの手と不可分であること、つまり「打た」という起源の面があるとお話しました。じっさい、座って聞く歌は手拍子で伴奏しますし、歌舞音曲の舞踊りでは「足拍子」つまりステップが決定的に重要です。先に「手拍子」から話を始めましたので、こんどは「足拍子」に近い側からかんがえてみたいと思います。

 ここでまた例によって突然お話が飛ぶようですが「打ち出の小槌」という言葉がありますが、皆さん、どういうものをイメージされますか?

 たとえば証券会社などがやたらと信用創造しまくると、とりあえず「打ち出の小槌」代わりでインスタントにお金が作れた、なんて時代がかつてあったような気がします。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官