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従業員が肩をもみ合う時計店

売り上げ半減でも経営を安定化~吉田時計店

2012年3月13日(火)

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 1970年代にクォーツ時計が開発され、安価で正確な時計が普及したことで宝飾品の一つとして考えられてき時計が量販店でも販売されるようになった。一方、眼鏡業界では、安価な眼鏡を販売するチェーン店が躍進し、消費者にとっては状況に応じてメガネを複数使い分けるという新たな市場が現れた。その陰で従来型の眼鏡店は客単価の低下に苦しんでいるという。こうした小売店の業態変化で、長く宝飾品とともに時計や眼鏡を一緒に販売してきた店舗の多くが苦しい経営環境に置かれている。廃業するところも珍しくない。

 北九州市門司区に店を構える「吉田時計店」もそうした店の1つだった。バブル経済期から売上が半減したにも関わらず、経営を安定させることに成功したこの吉田時計店の取り組みを紹介する。

 吉田時計店を創業した吉田清一郎氏は佐賀藩の下級武士の出身だった。1874年に起きた佐賀の乱が鎮圧されると、清一郎氏は「武士の時代ではないので商売をしよう」と一念発起し、1883年に横浜に出て米国人から時計の修理技術を学んだという。2年間の修業の後、1985年に佐賀に戻って時計店を開業する。門司が港町として栄え始めたため、1894年に門司に出店、大きく売れ行きが伸びる門司の店舗に、1903年営業を一本化した。

 1923年に2代目として藤吉氏が店舗を継承した。商売は順調で1932年には三階建の店舗を新築し、1942年には宝石、メガネ等を販売する多角経営を開始した。しかし新築した店舗は空襲で焼失し、また戦後には食糧難から、持っていた土地も手放さざるを得ず、無一文の状態になってしまった。

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「従業員が肩をもみ合う時計店」の著者

内藤 耕

内藤 耕(ないとう・こう)

サービス産業革新推進機構代表理事

世界銀行グループ、独立行政法人産業技術総合研究所サービス工学研究センターを経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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